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グローバルニッチ関連銘柄

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【4063】信越化学工業

(半導体関連銘柄・グローバルニッチ関連銘柄)

信越化学は化学肥料の生産を祖業とする会社だ。その後半導体材料に進出し、半導体シリコンウエハで世界首位。また、米国に設立した塩化ビニール会社のシンテックが全米最大の企業に成長。更に世界でもトップとなっている。また、同社は手持ち現金が7000億円を超えるキャッシュリッチな会社としても知られている。

株価は1月高値から決算を受けて下落。その後戻りを見せている段階だ。決算内容が減収減益となっている事が嫌気された。

信越化学工業の3Q決算

上記決算を見てみると、売上高は7%減の1兆900億円、営業利益は10%減の2850億円、純利益は13%減の2133億円となっている。

セクター別に見てみると

塩化ビニール事業が売上10%減、営業利益19%減

シリコン事業が売上11%減、営業利益32%減

と大きく足を引っ張っている。ただ、いずれも秋口から市況が回復しているとしており、今後の回復が見込まれる。また、世界的な半導体不足もあり今後も堅調な需要が見込まれる半導体シリコン事業は売上高5%減、営業利益0.5%増となっている。希土類を扱う電子材料は売上1.3%増、営業利益0.3%増となっている。

ココからわかるのは今後の売上の戻りは自動車などの生産回復にかかってくると思われる。自動車自体は顧客需要の落ち込みは見られないものの、半導体不足により減産が相次いでいる。この減産が収まれば市況の回復が見込まれ、また世界的にもコロナが落ち着いてきている現状を考えれば売上の戻りも早いと考える。

もう一点注意したいのは為替レートの問題となる。同社は1-9月の平均為替レートを元に連結子会社の損益を組み入れている。足元では長く続いた円高傾向が一服、円安が進行する可能性がある。為替の巻き戻しが続けば同社の利益を押し上げる要因にもなるのでそのあたりも注視しておきたい。

いずれにせよ、短期的には25日移動平均線までの戻りを見せている。この水準をクリアできれば高値更新も見えてくるだけに注目しておきたい。

 

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【6890】フェローテックホールディングス

(半導体関連銘柄・中国関連銘柄)

フェローテックホールディングスはハードディスクへの異物混入を防ぐ電算機シールで祖業した会社だ。その後は、半導体や液晶製造装置への部品事業へ。特に真空状態での高回転を行う「真空シール」では世界のシェア7割を誇るグローバルニッチの会社だ。

2月10日には上方修正を発表「特別損益の発生ならびに連結業績予想および期末配当予想の修正のお知らせ

通期の業績を、売上高4.7%増の890億円、営業利益を38%増の90億円、純利益を366%増の70億円と大幅な増額修正となっている。また、配当も2円増配している。

背景には子会社を連結から外し持分法適用会社とする会計上のものがある。これは、子会社の中国市場への上場を目指しているものであり、上場後に株価が高騰すれば同社にも恩恵があるだろう。

もう一つの背景として世界的な半導体不足による設備投資需要がある。会計上の問題だけであれば一過性のものとなるが、連結子会社としていた場合でも営業利益75億円、純利益25億円への増額となっている。つまり、本業も好調だという事になる。

半導体関連として本業が好調であり、グローバルニッチの事業がある。更には中国市場への子会社上場の思惑など材料が豊富な会社と言っても良いだろう。

株価を見てみると、半導体関連として株高を享受してきたが、1月に高値2235円をつけた後に一服。その後は下落基調となり1600円をつけた後に切り返しを見せている。

昨日の上方修正を受けて高騰。25日移動平均線を回復している。一方で戻り待ちの売りに押されて金曜日は陰線。そして本日も陰線となって大引けを迎えそうだ。1月高値の戻り売りなのでこの出来高をこなすには大きなエネルギーが必要となるが、それでも窓埋めに至っていないのはそれだけ強いという事だろう。

個人的にはこの水準で値固めを行う事ができれば再度上昇基調に向かうと考えている。短期勝負の場合は25日線割れで一度撤退し、窓を埋めてから再度エントリーというのも一手となり、投資方針が立てやすいのも妙味だろう。

 

【6814】古野電気

(グローバルニッチ関連銘柄・教育ICT関連銘柄)

昨日に続いてグローバルニッチ関連の銘柄となる。

古野電気は世界で初めて魚群探知機を実用・商用化した事で有名な会社だ。魚群探知機に使われるソナーや電子機器技術のノウハウを活用して現在は無線通信設備やGPS、医療などにも進出している。

最近の株価高騰は教育ICTの側面がある。政府が打ち出す「GIGAスクール構想」の元で無線LAN・ハンディターミナル事業が好調になるのではないかとの思惑で上昇した。

1月14日には決算を発表。内容は下記の通り。

「2021年2月期(第70期)第3四半期報告書」

「2021年2月期 第3四半期決算説明資料」

2021年2月期通期連結業績予想の修正に関するお知ら

事前に期待感から短期筋によって大きく買い越されていた事の反動売りと本業の船舶事業の減収減益が嫌気され、俗に言う決算出尽くしで株価は下落となった。

ただ、その後は1100円台で株価は下げ止まりを見せ反転。現在は概ね25日移動平均線及び75日移動平均線まで回復してきている。この水準でPER10倍台、PBR0.8倍台と割安な水準となる。時価総額350億円ながら、手持ち現金等は116億円ほどとキャッシュリッチな会社というのも見逃せない。

ここからの株価の展望を考えた時、教育ICTやギガスクール構想関連として市場のテーマに乗ることも大事だが、本業の業績回復が重要となる。その本業に関しては今年に入ってから中国・韓国・日本と造船大国で新造船受注のニュースが頻繁にでてきている。この事を考えると今後同社の業績にプラスに働くのではないかと考えている。

同社も同様の考えのもと業績は上方修正を出しており、まだまだ株価の上昇余地はあるように思われる。今後の展開に期待したい。

 

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【3891】ニッポン高度紙工業

(グローバルニッチ関連銘柄)

ニッチとは隙間の意味となる。ニッチな産業というと、スキマ産業という事になり市場規模が小さい産業となる。そのため、売上を右肩上がりで伸ばしていくのは難しい事業だ。逆に言えば、ニッチな産業はその市場規模が小さい為参入企業も少なく、一定水準の技術力があればトップシェアを奪う事ができるというメリットがあり、利益率を高める事ができる。

グローバルニッチとは、スキマ産業でありながらも国際展開を行っている市場の事となる。国内事業だけではニッチ産業故に売上の上昇は見込めないが、市場を世界に広げる事でニッチながらも売上が伸ばせる。もちろん、その分国内水準で収まらない世界企業に打ち勝つ技術水準が必要となる。

さて、ニッポン高度紙工業は電気絶縁用のセパレータ専業となる。まさにニッチ事業に特化している。その分、アルミ電解コンデンサー向けはほぼ独占しており、世界市場でも6割のシェアと高水準となっている。またリチウムイオン電池向けの事業も行っており、こちらは昨今の脱炭素やEVの流れを受けて需要が旺盛となっている。ニッチな事業であるも、大元の電池需要が伸びれば当然同社の売上にも貢献する事になる。

2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

これは1月29日に発表した3Qの決算発表となる。前年同期比に比べて売上高は18%増の113億円、営業利益は172%増加の19億円、純利益は146%増加の13億円と大幅な増収増益となっている。これは先程述べた電池需要が旺盛な為だ。配当も2円増配としており、新型コロナの影響で減益予想だった市場からは好感をもって受け止められている。

今後EVや電池、脱炭素関連銘柄はその市場テーマ・期待で資金が入る段階から、実利に反映されるかの時期に入ると私は考えている。いくら国策と言えども実際の利益に反映されない企業はその期待感で資金が流入した分、株価は反落するであろうし、逆に利益に買えられる会社はその流出資金の受け皿として株高の恩恵を受けるだろう。

同社の株価の動きを見ると、決算発表後の動きはさほど大きくなかったもののその後に出来高を伴って3000円という節目を突破。直近高値を抜けた事で上昇波動入が考えられる。その後は、下値目処とかわった3000円を下抜ける場面では買われる動きとなり本日大幅高となっている。2月頭の出来高の推移はつまりはこの高値水準から買いを入れた大口がいると推察される。そこが利益確定に走れるだけの株高もしくは出来高増加とあるまでは期待が持てるだろう。今後の株価推移に期待したい。

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