【8111】ゴールドウィン
(オリンピック関連銘柄・ラグビーワールドカップ関連銘柄)
同社はスポーツアパレルの総合メーカー。複数ブランドを展開する事に強みを持つ。現在展開しているブランドは、祖業であるスキーブランドとして始まった「ゴールドウィン」、高速水着として一斉を風靡した「スピード」、洗練されたデザインでその地位を築いた「エレッセ」、ニュージーランド発のラグビーウェアブランド「カンタベリー」、世界最高のアウトドアブランドの一つ「ザ・ノースフェイス」など多岐に渡る。
現在日本ではラグビーワールドカップが開催されている。10月5日(土)に行われた対サモア戦も38-19で勝利。ラグビーワールドカップの場合は、ただ勝つだけではなく、4本以上のトライを決めればボーナスポイントがつくのだが、これも獲得しての勝利となった。
これで日本は次のスコットランド戦で引き分け以上でグループリーグ突破がきます。もし突破となれば、日本ラグビー史上初の快挙となる。
ここまでの活躍を見せれば列島も熱狂するわけで、日本対サモア戦の視聴率は32.8%。瞬間最高視聴率は46.1%を記録した。実に半数近くの日本人が、日本代表の桜のジャージを見た事になる。
そして、その桜のジャージ(日本代表のユニフォーム)こそ、カンタベリーのものだ。カンタベリーは日本代表以外にも、ニュージーランド代表など多くの国のサプライヤーとなっている。日本では多くの人がラグビーを観戦しレプリカユニフォームの売上も好調と聞く。日本ではゴールドウィンの子会社であるカンタベリーオブニュージーランドジャパンが販売を手掛けているため同社の売上に貢献している事だろう。
更に、ラグビーワールドカップが終われば、今度は東京オリンピックが開催される。ラグビーだけではなく様々なスポーツに注目が集まる事になり同社の売上に継続的に影響していく事だろう。
株価の推移を見てみよう。現在株価は上昇基調にあると見られる。25・75・200日移動平均線はすべて上向きである。全体相場の下落もあった事から25日移動平均線との乖離はない。一方で株価はやや割高と見られる事から信用売残が40万株超と積み上がっている。信用倍率は0.42倍となり逆日歩もついている事から今後踏み上げが見られる可能性もある。
確かにPERは38倍台、PBRは9.7倍台と東証1部の銘柄としては割高に映る。ただしROEが24%と資本効率の良さから機関投資家等の資金が断続的に入ってくる事も考えられる事から今後の値動きに期待したい。
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