【4825】ウェザーニュース
(気象ビジネス関連銘柄)
意外かもしれないが、気象情報に関連した日本の市場は「18兆円規模」にも上るのをご存知だろうか。今、気象データに人工知能(AI)を組み合わせた気象ビジネスに大きな注目が集まっている。
総務省の「平成27年度版情報通信白書」によると、日本では企業が分析している活用データの内、気象データは僅か1.3%に過ぎないそうだ。
気象先進国である米国では、売上に大きな影響を与える気温などの気象情報を1カ月前から正確に予測出来るようになった事で、商売における機会損失や売れ残りを最小限に留める事に成功しているそうだ。
米国の民間気象事業会社によると、気象データの活用がもたらす経済効果は11年時点でGDPの約3.4%に当たる53兆円と推計されている。日本のGDPに当てはめると約18兆円相当。つまり日本ではこれから急激に市場規模が拡大して行く可能性があるのが「気象ビジネス」の分野。
気象ビジネス関連株の代表格と言えば民間気象情報で世界屈指の実力がある【4825】ウェザーニュースだ。6月には天気アプリ「ウェザーニュース」の全機能を法人向けに提供開始、更に直近では再生可能エネルギーの発電量想定や農業ICT分野で実績を持つフランス企業を買収するなど、グローバル展開へのビジネス拡大にも期待が集まっている。
気象ビジネス分野は今後とんでもなく大きな市場に成長するかもしれない。引き続き注目しておきたいテーマとなりそうだ。
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