【4335】アイ・ピー・エス
(RPA関連銘柄・ERP関連銘柄)
アイ・ピー・エスが4日連続ストップ高と急騰を続けている。
同社は関西を地盤に企業情報システム構築やERP導入支援を主力に展開している企業だが、人材面コストの改善で利益率が急増し、19年3月期の営業利益は前期比でほぼ2倍まで急伸するなど業績も好調なようだ。
それに加え、ソフト開発大手であるドイツのSAP社のパブリッククラウド認定パートナーの第一号に選ばれており、そのSAPが2018年10月10日にデル株式会社及びEMCジャパン株式会社とSAP製品導入サポートに関して協業する事を発表している。
アイ・ピー・エスは時価総額も低く値動きの軽い銘柄だけにSAPとのパブリッククラウド認定パートナーへの選出や、デルやEMCといった大企業との協業は相当大きな刺激材料だったようで、急騰開始の起爆剤となったようだ。
従業員100人以上1000人未満の中堅企業におけるデル製品のPCシェアは1年半程で15%から23%へ拡大しているそうだ。デルとSAPが協業して中堅企業をターゲットとして取り組みを行うのは世界でも初めての事で、両社が重点事業領域と位置付けるのはERPの活用である。ERPとは企業の人材や設備、情報やお金など資源を統合的に管理し、効率的な経営を目指す概念だが、これはアイ・ピー・エスの主力分野でもある。
現在はERP関連銘柄やRPA関連銘柄が人気化しているが、その象徴のような存在として、今後も人気銘柄となる可能性がありそうだ。
現在4日連続ストップ高と飛ぶ鳥を落とす勢いだが、2015年7月に400円未満から2,100円まで上昇した実績もある。今回はどこまで上昇するのか興味深いところだ。
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