【3799】キーウェアソリューションズ
(健康×ICT関連銘柄・思惑銘柄・国策銘柄)
キーウェアソリューションズ(3799)は官公庁向けや通信、金融、医療、流通などの多種多様な分野において情報システムを構築している会社だ。NECと密接な関係にある事から官公庁向けは特に強みがあり、好調が続いている。
一般社団法人環境共創イニシアチブがIoT家電・機器から得られる生活データを活用した新たなサービスの創出・普及のために、消費者に対してポイント・ディスカウント等の特典を付与する販促活動費用の一部を補助する通称「LIFE UP プロモーション」を行っているが、同社はこれに参加している。KDDIなどの大手も参加するプロモーションであり、経済産業省の補助がでる国策の一環だ。
同社はこのプロモーションには健康情報管理ソリューション「健康からだコンパス LifeRoute」を使用。「健康からだコンパス LifeRoute」は日々の健康管理に必要なバイタルデータ(体重、血圧、血糖値など)を記録しながら、より健康に生活するための健康管理サポートサービスで、ICTと呼ばれるものだ。
さらに、同社は7月にNECが持つ株式をHBA社とテクノスデータサイエンス社に580円で売却する事で資本業務提携を行う事を決めている。これによりAIやIOT分野への業容拡大が図られる事になり、現在強みを持つ官公庁向けやインフラ関連以外にも新たな成長分野を持つことになる。
当サイトがこの銘柄に対して思惑を感じる一番の理由は何よりもこのチャートの形状だ。ご覧のように2019年に入り株価は何度か上昇局面に転じてきた。しかしその度に600円の壁に阻まれてきたのだ。
ところが、本日出来高を伴って上昇。これまでと違い一気に出来高を伴って600円を抜けてきた。特段の材料がない状態でこのような動きを見せる事こそ、何かあるのではないか?といった思惑を感じるのだ。
テクニカル的にも5日移動平均線・25日移動平均線・75日移動平均線といったすべての線が上向きに転じている事や、600円といった上値抵抗を抜けてきた事から短期的な株価上昇に期待がもてる。今後、終値ベースで600円を超えてくるような事があれば更に期待が高まる。
テーマとしても国策関連であり、はやりのAIやIOTを網羅している。PERも15倍台と割高感はなく、更に時価総額54億円ほどと値動きが軽そうな事も追い風に感じる。
決算発表予定は10月31日を予定。上方修正などがでれば4桁回復もありそうだが、さて。
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