【5199】不二ラテックス(仕手株情報)
情報公開日:2020年8月21日
【5199】不二ラテックス
(仕手株情報)
不二ラテックスはコンドームと精密機器が主力の会社だ。コンドームで有名な岡本から独立する格好で発足している。ゴムに強いことから販促のためのバルーン製造や家具の転倒防止ゴムなども製作。現在は精密機器の緩衝装置に注力しているようだ。
8月6日に発表した「2021年3月期 第1四半期決算短信」を見てみると、減収増益となっている。新型コロナの影響で売上は落ち込んだものの、コストの見直しや人材の適正配置などを昨期に行ったことで販管費を圧縮し増益となったとしている。
ただ、インバウンドが減退し海外、特に中国の需要が主力のコンドームで落ち込んでいることから、今後の売上計画に影響がある可能性があるのでその点は注意だろう。
さて、そんな同社だがPER81倍まで買われている。巣ごもりでコンドームの需要が増えるとの思惑やテーマ性と言えば聞こえは良いが、IRで業績の修正をだしていたりと巣ごもりの恩恵はさほど受けていないことは周知のはずだが、6月には4300円の高値をつけた。その後株価は大きく下落したものの再度上げ足を早め、4000円をみている状態だ。
同社はここまで株価が上昇した現在でも時価総額は50億円程度。大株主には創業家が並び浮動株は25%程度。市場に流通している株は10億程度となる。つまり、浮動株がすくなく、買い占めが起こると株価は急騰しやすい銘柄といえるだろう。
そんなこともあるのか、同社株の急騰の背景には、私もツイッターでかみつかれたとなる人の存在がささやかれている。売り抜けたがっているとの話も耳にしていることから、最後大きな上昇を見せることで、相場を作る可能性もある。
もちろん、この手の話は真偽はわからないが、ここまでの上昇をみると面白い動きになる可能性もある。エムティジェネックス(9820)のような急騰劇となるのか要注目だ。
コメントはありません。