【3934】ベネフィットジャパン(通信料金引き下げ関連銘柄・スガノミクス関連銘柄)
情報公開日:2020年9月15日
【3934】ベネフィットジャパン
(通信料金引き下げ関連銘柄・スガノミクス関連銘柄)
ベネフィットジャパンはドコモやソフトバンクなどの主要携帯会社の回線を借りて通信サービスを行うMVNOの会社だ。その他、ソフトバンクの加入取次なども行っている。
主要な販売方法が商業施設などに店舗を構える対面式という特徴がある。これが新型コロナの影響を受け、今期は苦戦している。おもしろ処では、シャープのモバイル型ロボット「ロボホン」の提供も行っている。
祖業は情報通信機器関連の販売会社で、ソフトバンクの一次代理店を取得、その後MVNOに乗り出してから急成長した。
対面販売は商業施設が新型コロナ対策で休館した事などもあり苦戦したのは事実だが、他方でテレワーク需要が増大した事により同社のモバイルWi-Fiの需要が増大。テレワーク導入企業やオンライン授業を導入する学校関係からのモバイルWi-Fiのレンタル申込が大幅に増加し、売上高、営業利益ともに過去最高となっている。
また、商業施設なども順次再開している事もあり、8月11日に「2021年3月期 第1四半期決算短信」と「業績予想の修正に関するお知らせ」を発表している。
株価はこれを受けて急騰。高値2072円をつけた。その後は利益確定売りに押されているものの、高値圏を維持。PER13倍台と過熱感はない。菅新総裁の目玉施策として通信料金の引き下げが叫ばれており、今後の成長が期待できる銘柄だけに今後の株価の動きも期待が持てるだろう。
テクニカル的には25日移動平均線で反発を見せており、今後右肩上がりとなっている同線に沿った動きを見せる可能性がある。前述した高値2072円を抜ける事ができれば一段高へはずみがつくだろう。逆に、想定通りいかない場合も25日移動平均線を割り込んだ場合に撤退としておけば取り組み易い。そういった意味でも投資妙味のある銘柄だ。
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