【7841】遠藤製作所
(ポスト新型コロナ関連銘柄・キャッシュリッチ関連銘柄)
遠藤製作所はゴルフクラブの鍛造品のOEMを手掛ける会社だ。そこから、自動車や二輪車のエンジンギア・ミッションギアなどの製造や医療機器、メタルスリーブ事業など多角化を図っている。
さて、新型コロナ関連の銘柄として当サイトでも巣ごもり関連やマスク関連などを取り上げてきた。ここからは、その先「ポスト新型コロナ」の時代を考えたいと思う。
新型コロナにより売上や利益が増えるのはごく限られた業種になる。だからこそ、現在の市場のテーマはマスクや巣篭もりといった、売上が増えるだろうという銘柄への物色が進んでいる。だからこそ、すでに株価は上昇しており、これから投資を考えるのであれば、その先を考える必要がある。
ポスト新型コロナの時代は、不況期と同じであり、キャッシュリッチな会社に注目が集まると考える。というのも、売上が減り、利益が減ることになる多くの企業にとって、手持ち現金が減ることが想定される。だからこそ、政府は融資や信用枠の維持に努めている訳だが、不況期ともなればそれでも貸し剥がしや貸し渋りは起こるだろう。結果として、倒産の危機となる。
だが、キャッシュリッチの会社ともなれば、手持ち現金が豊富なことからその心配も少なくなる。つまり、ポスト新型コロナの時代は守りのポートフォリオ形成が必要となるだろう。
その点、遠藤製作所の手持ち現金は豊富だ。時価総額50億の会社にも限らず、60億ほどの現金等資産を有している。
キャッシュリッチどころか、買収してしまえば10億円の現金が手に入る企業なのである。むしろこれだけのキャッシュリッチ企業であれば、守りのポートフォリオというよりは、MBOやTOBの期待があってもおかしくない企業とも言えるだろう。
新型コロナショックにより、多くの企業の株が投げ売られた。アベノミクス相場以前のPBR1倍割れの企業が今後多くなってくることかと思う。あの時代の相場を考えれば純資産ではなく、手持ち現金の重要さを考えて投資することの大事さはわかってもらえると思う。次の時代を考えるにあたって、注目しておいてほしい銘柄だ。
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