【4884】クリングル
(バイオ関連銘柄)
東証グロース上場、HGFタンパク質を用いた難治性疾患の治療薬の研究開発を手掛ける企業だ。
時価総額25億円とかなりの小型の株だが、昨日、慶應義塾大学医学部生理学教室 岡野栄之教授及び同大学医学部整形外科学教室 中村雅也教授と、新規の脊髄損傷治療に関する共同研究を進めているが、本共同研究の成果の一つとして、慢性期完全脊髄損傷モデル動物に対して、iPS 細胞由来神経幹/前駆細胞と HGF 及びスキャフォールド(足場基材)を併用することにより機能回復が得られることを見出した事から共同で特許出願を発表した。
HGF 及び iPS 細胞由来神経幹、前駆細胞の単独治療は既にヒトでの臨床段階に進んでおり、両者の併用治療は、急性期及び亜急性期の脊髄損傷に対 する次世代複合治療法として早期の実用化が期待できるとの事。
関係者からは直近で新薬の結果が今一つから投げ売りがでていたが、売り物も落ち着いたタイミングこの材料。秋口はバイオ株もノーベル賞で盛り上がっていく傾向がある事からも注目との事だ。
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