【6182】ロゼッタ(翻訳関連銘柄・マイス関連銘柄)
情報公開日:2019年3月28日
【6182】ロゼッタ
(翻訳関連銘柄・マイス関連銘柄)
3/28(木)はロゼッタが大きく上昇している。
同社は人工知能(AI)型機械翻訳ソフトを主軸に展開しており、特に製薬業界や研究機関など産業向けの翻訳サービスを展開している企業だ。特に2017年11月にリリースした高精度のAI自動翻訳「T-400」の受注が急速に伸びている。
これだけグローバルな時代に、日本は島国だからなのか、教育が的外れなのか、やはり外国語に弱い傾向にある。例えば2010年のTOEFLのデータでは、日本は英語の総合点でアジア30ヵ国中27位と、苦手傾向が顕著だ。
また、3/26に日本政府はカジノ含む総合リゾート(IR)に関して「IR整備法施行令」を閣議決定したが、その内容には、IR内に総面積10万平方メートル以上の巨大ホテルの他に、国際会議場・展示場といった「マイス(MICE)」施設の併設も義務付けた。
観光庁の発表では、2017年に世界全体で国際会議開催件数は1万2000件にも達しており、そのうち日本で開催された国際会議件数は414件で世界7位となっている。2013年に日本政府は2030年までにアジアで一番の国際会議開催国を目指す事を閣議決定しており、国際会議の誘致は国策事業と言っても過言では無い。
国際会議では多くの言語が飛び交う為に、同時通訳に関する技術は必須となる。政府がIRに「マイス(MICE)」施設の併設を義務付けた事は、翻訳を手掛ける同社にとっては前途洋々な好材料となりそうだ。
コメントはありません。