【1820】西松建設(大量保有報告書)
情報公開日:2021年2月4日
【1820】西松建設
(大量保有報告書)
西松建設は準大手のゼネコンとなる。ダムやトンネル工事などに強く、名門。香港・シンガポールなどで実績を多く持つ他、ダム・トンネルの土木に関しては大手と遜色のない企業だ。一方で政治家への献金問題などコンプライアンス体制の問題が残る。これに関しては土木会社の伝統といっても過言ではないのであまり気にしなくても良いと思う。
さて、同社は時価総1400億円ほどに対して、450億円ほどの現金を保有するキャッシュリッチな会社だ。業績は比較的安定しており一株益は340円程。PERは7倍台でPBRも0.7倍台と割安となっている。
同社に関しては旧村上ファンド系列が買い増しを行っている事でもしられている。巷ではその他村上ファンド系列が買い増しをすすめている、大豊建設や東亜建設工業、浅沼組などとの合併が囁かれているが、真偽の程は定かではない。
もちろん、規模の利を活かすための合従連衡は企業が生き残りを模索する為には視野にいれなければならないものだがムラ意識の強い建設業界はそう一筋縄ではいかないだろう。一方で、キャッシュリッチな点を考えれば配当増額という事は考えられる。もし、今後も買い増しを続け発言力を高めるならその点は思惑が膨らむだろう。
今後の菅総理大臣発言で国土強靭化が語られるたびにテーマとなる可能性もあるので注目はしておきたい。そもそも、最近では出遅れているバリュー株に資金が循環してきているのでその点も注目だ。
他方、急ピッチな上昇となっている事や決算を控えている事も注意だ。特段決算については調べていない。決算などで下落した場合は25日移動平均線を下値目処で投資をしてみるのも面白いだろう。
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