【8186】大塚家具(思惑関連銘柄)
情報公開日:2020年7月17日
【8186】大塚家具
(思惑関連銘柄)
家具小売の大手。もともと高級家具の販売の強みを持っていたが、みなさんご存知の親子喧嘩から大塚久美子社長が就任以降は低価格帯の販売に力を入れている。
ただし、低価格帯の家具はニトリHD(9843)やイケアが強く、大苦戦となっている。もともとは手持ち現金が豊富な会社だったが、一気に流出。赤字がとまらず、増資を繰り返している。
貸し会議室のTKPや中国や日本の投資ファンドから出資を募ったのち、ヤマダ電機(9831)の傘下となっている。大塚家具(8186)の店舗で家電を販売し、家具と家電の総合的な販売を行う事でシナジー効果を得る予定だったが、それも不調に終わっている。
ここまでの業績低迷については久美子社長の経営方針と経営手腕が問題視されており、度々退陣が話題になっている。
さて、このところの大塚家具(8186)の上昇については、久美子氏の退陣があるのでは?という思惑が先行しているという話を聞いた。本日の上昇もその影響が考えられる。
ただ、このような思惑先行の買いの場合は何か材料がでるにしても退陣という事でなければ期待していたホルダーの投げが月曜に出る可能性にも留意しておかなければならない。
とは言え、チャート的には右肩上がりとなっている。25日移動平均線を割れて撤退となっても痛くない金額だけでチャレンジする分には面白いかもしれないだろう。
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