【6298】ワイエイシイホールディングス(新型コロナ関連銘柄)
情報公開日:2020年7月21日
【6298】ワイエイシイホールディングス
(新型コロナ関連銘柄)
ワイエイシイホールディングスは自動化機器の中堅メーカーだ。取り扱うのは、クリーニング機器、半導体製造装置、メモリディク関連機器、液晶関連装置など多岐にわたる。現在の主力は液晶関連装置となるが、事業の多角化に意欲を出している。
またアジア圏へも進出しており、上記事業の多角化をすすめるにあたって、上海に現地法人を設立したり、中国に合弁会社を作ったりしている。
時価総額は69億円に対し、現金等は64億円と手持ち資金が豊富な会社でもある。この資金を使って買収などを行っている。
株価に影響を与えそうな材料としては、「空気清浄機」がある。同社が販売している空気清浄機「BLUEEZE(ブルーゼ)」は光触媒を使い脱臭・除菌を行うものとなる。強力な活性酸素を作りだし、ウイルスや最近を酸化分解する効果が見込まれており、新型コロナ関連として注目を集めている。
このきっかけとなったのが、日経新聞や日刊工業新聞。同新聞によると「BLUEEZE(ブルーゼ)」の集荷台数10万台を目指しているとの事。会社側は現在需要動向を見極めながら販売体制の構築をすすめるとしているが、これが真ならば売上は260億円となる。2020年3月期の同社の売上は219億円である事から、売上が倍増する水準だ。
先に記載した通り時価総額が69億円と小さい会社だけに、流石に10万台の販売といかないまでも十分にインパクトがある数字である事は疑いようがない。
チャートを見てみると「BLUEEZE(ブルーゼ)」の期待からストップ高となった。一過性のものであれば、その後株安に沈むのだが、25日移動平均線との乖離を埋めた後に切り返しを見せ高値を更新している。この事からまだ上昇波動は継続しているとみられる。本日は10日移動平均線割れの水準から長い下ヒゲをつけて回復しており、今後のひと伸びに期待したい銘柄だ。
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