【9514】エフオン(再生可能エネルギー関連銘柄)
情報公開日:2021年1月13日
【9514】エフオン
(再生可能エネルギー関連銘柄)
エフオンは日本で初めて省エネルギー支援を行う会社として発足した。発電機の設置、保守・運用まで一貫して行う企業だったが、2011年には日本テクノの傘下に入り、現在は木質バイオマス発電が主力となっている。
再生可能エネルギーが現在の市場のテーマとなっている事は度々伝えてきた。その主力はなんといっても洋上風力発電を目指すレノバとなる。国内外の大口の空売りを踏み上げつつ、大相場となっている。これは主に需給が要因だ。
一方でエフオンはさほど過熱感はない。将来性や成長性といって点ではレノバに劣るものの、PERは13倍台と過熱感はない。レノバは400倍と夢を追いかけている事を考えると、地に足がついていると言っても良いだろう。
同社の事業は先程述べたバイオマス発電事業、特に木質バイオマスとなる。木質バイオマスとはその名の通り木材を活用した発電だ。木を燃やして発電を行うという事はあまりイメージがよくないかもしれない。ただ、同社が目指すのは単に森林を伐採して薪を確保するのではなく、森林を綺麗にするために発生した間伐材や廃材といったものを利用している。これにより、森林の維持・育成と燃料利用をサステイナブルなものとする事を目指している。
もう一つの事業は省エネルギー支援事業となる。照明や空調などの効率を見直し節電を行う他、特に電力使用の大きい冷凍機やコンプレッサー、ボイラーなどの省エネ化、保守・運用を多なっている。
これらの事業はグリーンエネルギーを活用し脱炭素を目指す上でかかせない事業であり、事業事態は現在の市場のテーマである再生可能エネルギーの活用・脱炭素といったものの本命となっている。
実際、株価は右肩上がりの上昇を続けている。テクニカル的には25日移動平均線が綺麗なサポートとして機能しており、現在水準は押し目と捉えても良いだろう。割り込んだ場合に損切りとすれば損失が少なくなる水準というのも取り組みやすい状況だ。
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