【6420】フクシマガリレイ(新型コロナ関連銘柄)
情報公開日:2021年1月21日
【6420】フクシマガリレイ
(新型コロナ関連銘柄)
フクシマガリレイは冷蔵冷凍庫の大手企業。旧社名は福島工業。
飲食店関係の人なら知らない人はいない程。業務用なので一般では馴染みがないかもしれないが冷蔵庫や冷凍庫といえばホシザキかフクシマかというくらいの企業。その他、医療用機器事業も強化している。
ファイザー製の新型コロナウイルスのワクチン輸送庫は超低温が必要となる。この輸送や管理に必要な資材の関連としてこれまでツインバード(6897)が買われてきた。
一過性の上昇にとどまらず高値圏を維持しているのはそれだけ市場の関心が高いという事だろう。そこに本日、パナソニック(6752)が新型コロナウイルスワクチン向けの真空断熱保冷ボックスを開発したと報道され5%の上昇となった。これに刺激され、関連株が買われている。
実際に業績に影響するかは正直影響はないと考えるが、このテーマが失速していない以上関連銘柄への物色は興味深いものがある。そこで今回注目するのが同社となる。
同社は超低温フリーザーを商品化している。このカタログによれば-80度まで対応している事からワクチン保管としては要件を満たすだろう。真空断熱材の技術は同社もノウハウがある為、パナソニックと同様の商品が作れるかもしれない。このような思惑から本日株価は上昇していると考えられる。
株価的には25日移動平均に沿った上昇をした後、高値圏を維持している。前回跳ね返された4600円を上限に下値は4300円と言ったところだ。ただ、本日終値ベースで上記の思惑から4600円を超えて引けてきた。単純にチャートだけを見るなら上抜けと見られ今後の上昇に期待が持てる。
需給面を見ると時価総額1000億円に対し、浮動株が5.4%と少ない。50億円程度で動く銘柄となる事や財務面が良好な事、PER16倍、PBR1.5倍と指標面から見るとパット見割高ではない事もあり、今後注目が集まるような事になれば思わぬ株価の上昇となってもおかしくはないだろう。今後の株価の動きに注目したい。
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