【6327】北川精機(5G関連銘柄・EV関連銘柄)
情報公開日:2021年3月19日
【6327】北川精機
(5G関連銘柄・EV関連銘柄)
北川精機はプリント配線基板の成形プレス、FA機械などの中堅企業だ。合板機械製造・販売を目的とする寿製作所として設立され産業機械分野である基板プレスは大型プレスが主力となっている。海外展開も行っており、台湾や中国などへも進出している。
過去には太陽光発電用シリコンウエハのソーラーシステムなどへ参入したが、2012年キャパシタと太陽光発電関連事業から撤退。19年には合板プレス事業も譲渡し成形プレスに一本化。経営資源を集中させ、成長を図っている。
主力は自動車業界向けの炭素繊維強化プラスチック自動積層装置と5G向け銅張積層板プレス装置となる。特に炭素繊維強化プラスチック機に関しては、真空プレスに特徴があり、熱を発しないプレスにて連続整形ができるプレス機を開発している。これにより、自動車生産の生産効率を上げる事ができるとされた。これを某アナリストが注目し推奨した事から株価が急騰した過去を持つ。
さて、同社は2月に「2021年6月期第2四半期連結業績予想と実績値との差異に関するお知らせ」と「2021年6月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表。売上はほぼ会社想定通りの進捗だったが販管費の見直しなどが功を奏し経常利益は29%増の上方修正となった。
これにより一株益は41.9円となり、PERは13倍台と割安な水準となっている。株価も上述の急騰時の775円に迫る勢いとなっている。760円前後が重い展開となっているが、ここを終値ベースで抜けてくるようであれば逆に弾みがつくだろう。
件の某アナリストも月曜には同銘柄に言及すると思われ、提灯が集まれば上抜けに期待が持てるだけに注目しておきたい。
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