【4165】JSR
(化学製品,ゴム製品,自動車部品,半導体関連,リチウムイオン電池関連,医薬品)
東証プライム上場、ArFフォトレジストと配向膜でトップシェアを誇り、半導体チップの製造工程で不可欠な各種の「リソグラフィ材料」「化学的機械的平坦化(CMP)材料」「先端実装材料」、液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELなどフラットパネル・ディスプレイ(FPD)の製造に用いる各種の「LCD材料」「次世代ディスプレイ材料」、3次元造形に用いる「紫外線硬化樹脂」などを提供、医薬品も展開する化学製品の大手企業。
自動車のタイヤ、家庭電化製品、建材と幅広い分野で製品を提供する同社だが、半導体材料の大幅な売上増加により増収増益、ライフサイエンス事業はCDMOの立上げに伴う損益悪化により減益とはなったが、各サブセグメントの売上収益が大幅に拡大し増収、合成樹脂事業はコロナ影響からの需要回復を受け販売数量が増加となり、22年3月期の連結最終損益は373億円の黒字(前の期は551億円の赤字)に浮上、4月25日の決算では、23年3月期の同利益は前期比23.3%増の460億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しと良好な内容。
チャートは直近の急落で売られはしたが、市場予想を上回る決算内容からも反転して上昇の期待は高まる。目先25日、75日移動平均線を抜ければ、4000円も射程圏内と見る。
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