【7097】さくらさくプラス
(教育無償化関連銘柄)
さくらさくプラスは10月28日に東証マザーズに上場した新興の保育施設運営会社だ。3歳以上の幼児教育無償化が追い風になり業容を拡大している。保育施設の運営会社はやはり、幼児教育無償化を追い風にして上場する会社が多い。テノやキッズスマイルなどもそうだ。
また、そのほかの事業として不動産もおこなっている。保育施設の進出のためによりよい立地を求めて不動産情報を収集しており、その付随業務として不動産管理業務などを行っているためだ。もとより創業者が不動産出身なのも影響しているだろう。
そんな同社だが、上場後は株価が低迷。現在はPER9倍台まで下落している。現在は投資を積極的に展開する時期として、借り入れが多い事や保育事業そのものがピークを迎えるという見通しからだろう。
他方で、同社が進出している地域は首都圏となる。全国的には保育のピークが訪れる可能性は高いが、東京を見ればまだまだニーズは継続するだろう。東南アジアへの進出も図っており、出生率の高い同地域を収益化する事ができれば大きな利益となる。
さて現在は上場してから22営業日となる。市場のアノマリー的には25営業日あたりで反発するというものがある。アノマリーなので過度に信じるのは無謀だが、折しもマザーズ指数が25日移動平均線を上抜きつつあり、保ち合いから離れようとしている。結果として、マザーズ市場には資金が流入しやすい格好だるため、同社株価にも追い風になるかもしれない。
上場来安値は2353円と、本日終値2446円から100円もない。ここを割り込んだら撤退とする事で下値限定で取り組む事ができるのも魅力だろう。PER20倍程度まで考えれば株価2倍となってもおかしくないだけに今後の株価推移には注目したい。
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