【6089】ウィルグループ
(外国人労働者関連銘柄)
2019年4月から働き方改革関連法案と合わせて改正出入国管理法が施行される。
移民政策を行っていない日本では、外国人の単純労働による在留を認めて来なかったが、外国人労働者の受け入れに関して、新たに特定技能1号・特定技能2号といった在留資格を設ける事になる。特に介護や農業、接客などの分野などで活躍が期待されており、今後5年間で最大約34万5000人の外国人労働者が日本へ受け入れられる事となる。相当な規模だ。
外国人労働者の受け入れが始まれば、それに関連した銘柄にも大きな注目が集まりそうだ。人材の受け入れ対象国は当面はベトナムやフィリピンなどのアジア諸国がメインとなる見通しだけに、そこに強みのある銘柄が面白そうだ。
ウィルグループは家電量販店や携帯ショップなどに人材派遣を手掛ける企業だが、外国人留学生を対象としたアルバイト求人サイトも運営している。外国人受け入れ対象国のベトナムにあるヴィン大学工業と協業で、日本で働く際に必要なスキルを教える学生向け教育プログラムを現地でスタートさせるなど、特に改正出入国管理法の施行を見据えた経営戦略を進めている点にも注目したい。
介護分野でも外国の人材を活用出来るようなサポートビジネスを今後拡大させて行く方針としており、外国人労働者関連銘柄として本命視出来る銘柄と言えそうだ。引き続き注目したい。
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