【7686】カクヤス
(思惑関連銘柄)
カクヤスは酒類を販売する会社で、昨年12月に上場した会社だ。主に首都圏でドミナント戦略をとっており、店舗数も多い事から目にした人も多いかと思う。一方で、地方での認知度は低い。
同社についてよく話題に登るのは、酒類の宅配サービスだ。基本的にお酒というのは重い。ディスカウント店という事で単純にビールを1ケース買うと約10キロとなる。これを持ち運ぶのは大変だが、同社の宅配サービスがあればそのような心配も無用となる。
酒類の販売には免許が必要な事から参入障壁があり、同サービスは好調となっていた。ところが、今やその他ECも参入してきた事により宅配の売上は頭うちとなっている。そのため、同社は上場による資金で新規顧客獲得のための施策を行う予定だ。
さて、新型コロナウイルスの影響で同社の株価は下落した。一見巣ごもり需要の恩恵を受けそうなものだが、実は同社の売上の7割は業務用となる。つまり、飲食店向けだ。
昨日、全国で緊急事態宣言が解除された。これにより、飲食店・旅行代理店の株価が上昇している。あのペッパーフードまでストップ高するほどの勢いだ。それだけ飲食店などの事業再開に対する期待は大きいのだろう。
つまり、同社の業務向けの売上も回復する可能性がある。現在PERは11倍とまだ物色はされていない。緊急事態宣言解除による期待上げが裾野を広げるという事になれば、同社に注目が集まる可能性があるだろう。
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