【2777】カッシーナ・イクスシー
(円高メリット関連銘柄)
米中貿易摩擦の激化や英国のEU離脱など、外的要因による日本の株式市場への影響は気になるところだが、ここに来て円高リスクも高まっている事を念頭に立ち回りたいところだ。
米国の5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想の18万5000人を大幅に下回る7万5000人となった事を受けて、月の利下げを含め年内3回の利下げ確率が織り込まれる事となった。
米国で利下げの観測が高まったのを受けて、日銀も追随する形で金融緩和に踏み切る可能性が高いとの見方もあるそうだが、米国が先手を打って利下げを行った場合は日米金利差の縮小から大幅に円高が進む可能性もある。そうなれば円高にメリットのある銘柄に物色人気が集まる可能性もありそうだ。
一般的に円高にメリットのある分野は、輸入業を展開している企業だ。また、円高が進むと海外旅行の費用が割安となるやめに旅行関連にもメリットがあるかもしれない。
その中で注目したいのはイタリアのカッシーナ社家具を輸入販売しているカッシーナ・イクスシー。円高メリット関連株は大型株が多い中で、同社は時価総額も低く値動きが軽そうだ。
10月に消費税増税も控える中で、個人消費の駆け込み需要も見込めるかもしれない。米国の利下げと円高が予想されるなら、それにメリットのありそうな銘柄に先回りしておくのも面白そうだ。
投資顧問会社への最新クチコミ