【3150】グリムス
(再生可能エネルギー関連銘柄)
グリムスは電子ブレーカーの会社だ。電力会社と低圧電力契約を交わしている中小製造業を主対象に電力基本料金の削減のコンサルタントを行っている。アイフラッグの取締役だった田中氏が創業。その後業績を伸ばし、先日には東証1部に。さらには貸借銘柄に指定された。
電子ブレーカーとは一般的なブレーカーとは異なり、電流量が多少過剰となっても遮断しないものだ。一般的なブレーカーは電流量が契約の上限を超えると即、遮断する。これは電流が契約量を超えて過剰になった場合に、電気設備が壊れてしまうのを防ぐためだ。そのため、停電を起こしたくない場合は余裕をもった電流量を確保する必要があり、そうなると基本料金が高くなる。
ただし、一般的には一時的に電流量が超過しただけでは設備が故障する事はない。が、一時的を超えると設備は故障する。この電流量の超過が一時的なものか、電気設備に影響を与えるものかを計測・判断しブレーカーの機能を果たすのが電子ブレーカーとなる。一時的な電流量の超過だけであればブレーカーが落ちる事がなくなるので、余裕をもった電流の契約をしなくてもよくその分電気料金・基本料金を安く抑える事ができる。
この電子ブレーカーの拡販で業績を伸ばしてきた。その他、そもそもの電力削減のコンサルタントなども行っている。無駄な電力を消費する事がなくなれば、それだけCO2の削減にもつながるだろう。
株価を見て見ると、本年1月に底をつけた後は一貫して25日移動平均線にそって右肩上がりの上昇を続けている。同線にそって取り組むのが一番わかりやすいだろう。3月高値を抜ければ上げ足を早める可能性もある。
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