【4321】ケネディクス
(不動産関連銘柄)
不動産ファンド運営の大手。アメリカの不動産会社であるケネディ・ウィルソン・インクの子会社として設立された。独立系として最大手であり、Jリートを中心に運用している。
金融危機時の反省を踏まえ、不動産投資の売買ではなく、ファンド運用が中心となっている。受託資産は増加傾向にあり不動産管理も好調。ただ、やはりコロナ禍の影響は避けられず株価は低迷している。
今後、大手企業の賃金削減があると景気の低迷とともに地価の下落の可能性も高いが、現状は東証リート指数は横ばいの推移であり、また住宅販売価格が大きく崩れているという事もない。
現状の実勢価格は低下しているとの声もあるが、現在政府は各種GOTOキャンペーンを行っており、景気の下支えを行っている。何より、マンション販売などでは金融危機時と違い販売までの時間を長く見積もる事が多く、価格が下がりづらいのが現状だ。
勿論、それでも不動産事業は今後厳しい環境となると思っている。反面、コロナ禍である限り、日銀のリート購入は続く事になる。現状の水準から大きく値崩れを起こす事は考えづらい。不動産企業に関して言えば、株価とリートという両面から下支えが入る格好になる。不動産に関してはバブル崩壊の記憶が頭をよぎる人も多くなかなか上昇に転じておらず出遅れてはいるものの、今後ポートフォリオを構成する中では組み込んでおいた方が良いだろう。
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