【4058】トヨクモ
( デジタルトランスフォーメーション(DX)関連銘柄)
トヨクモは業務効率化ソフトウェアの開発を行うサイボウズの子会社として設立された会社だ。サイボウズはグループウェアとして人気の他、メールワイズは使った事がある人が多いのではないだろうか。同社はこのサイボウズのグラウドサービス展開を目的に設立され、その後安否確認サービスの提供を始めた。基本的にはサイボウズが提供する「キントーン」と呼ばれる業務アプリの拡張昨日を提案していると考えてもらえればわかりやすいだろう。
2014年には経営陣による株式取得、MBOでサイボウズから独立。2020年にはマザーズに上々した。売上は右肩上がりの成長を続けており、上々費用が嵩んだ年以外は順調に利益をあげている。
有利子負債0、自己資本比率が67%と高く、ROEは20%弱となり利益率が高い事でPER90倍という水準で推移している。長期的にみて、株価の一段高を目指すには海外展開が必要と個人的には考える。現在、導入がすすんでいる企業を足がかりにシェアを伸ばせるかが肝になるだろう。
さて、足元の株価を見てみると高収益体制とはいえPERが高く、上々以降株価は右肩下がりとなっている。ただし、上場後半年と日柄も経過、ここにきて戻り歩調を強めている。週足13週線上抜け、日足ベースでも幾度か跳ね返されている75日移動平均線を上回る推移となっている。2344円を超えてひければ、週足26週線も超える他、月足がこの水準であれば月足の短期戦も上抜ける。
テクニカル的には一旦底入れとなり、目標としては3分の1戻しの3000円、半値戻しであれば3500円程度まで見る事ができるだろう。本日と、来週末の月足確定の数値は確認しておきたい銘柄だ。
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