【4587】ペプチドリーム
(バイオ関連銘柄・仕手株情報)
ペプチドリームは2006年に東京大学の菅裕明教授の技術をもとに設立された創薬ベンチャー企業だ。特殊環状ペプチドを創製する独自技術であるPDPSを用いて医薬品候補物質を探索することに強みを持つ。
2013年にはマザーズに上場。その後、2015年には東証一部へ昇格している。
国内だと塩野義製薬や参天製薬、ポーラと。国外だとジェネンテックやノバルティスなどと共同研究等を行っている。なんと言ってもバイオで黒字というだけで優良な銘柄と認定したくなるところだろう。特に最近のテラ(2191)やアンジェス(4563)を見ていると個人的には感じてします。
さて、そんな同社の株価は昨年末から右肩上がりのきれいな上昇を見せていた。ところが、決算発表を機に下落。期待が高かっただけに出尽くしでの下落となっている。ただ、その下落のさなかでも野村証券は目標株価を6170円から6900円に、本日みずほ証券が6400円から6500円まで引き上げている。
背景には四季報にもある通り、新型コロナ治療薬への「期待」があるようだ。折しも塩野義製薬と関係が深く、四季報では「製薬大手との提携交渉」と書かれていることから、何らかのアクションがある可能性があるだろう。
このようなことから、思惑が渦巻いており私の周りでも色々と話をきく。
とはいえ、同社は黒字のバイオ企業である。最近の金利上昇でグロースが軟調になった影響もあり株価は下落しているが、200日移動平均線まで下落しており一旦下げ止まりの可能性が高い。また、有利子負債は0となっており、金利の影響は他のグロース株に比べて少ないのも強みと言えるだろう。
今後の株価の動きには注目しておきたい。
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