【6482】ユーシン精機
(予知保全関連銘柄・AI関連銘柄)
「予知保全」という言葉をご存知だろうか。
生産工場などでは常に機器を稼働させている訳だが、連続的に機器の状態を計測、監視をして異常発生の前ぶれを察知する事を指す言葉だ。つまりは故障する一歩手前で部品交換や修理を行う事で、生産ライン全体のストップなどを防ぐ事にあたる。
似た言葉に定期的にメンテナンス作業などを行う「予防保全」があるが、常に計測、監視して状態の変化を察知する「予知保全」の方がより効率的だ。
今後、IoTの拡大が予想されている。総務省の試算では2020年には約300億個の「モノ」が「インターネット」に繋がると予測されているらしい。工場などの生産ラインなどでは特に「予知保全」サービスの需要は高まる事が予想されるが、例えば家で利用する家電なども今後「予知保全サービス完備」が当たり前の時代が到来するかもしれない。
予知保全関連銘柄に注目しておきたいところだが、まずは工場などの生産ラインへの普及が「先」と考える。ユーシン精機は今春からAI技術を活用した稼働トラブル原因の推定が可能なシステムを社内向けに運用を開始した。特にロボットなどに強みのある同社のシステムは、今後「予知保全」の需要が一気に拡大すれば中核を担う可能性が高い筈だ。
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