【4929】アジュバンコスメジャパン
(育毛剤関連銘柄・再生医療関連銘柄)
いつの時代も男性の永遠の悩みといえば、頭髪や薄毛といった症状ではないだろうか。実は今、育毛剤市場に大きな異変が起きているそうだ。
一般医薬品の発毛剤で長く市場を独占してきた【4581】大正製薬のリアップだが、2010年代に入りその特許が切れ始めた為に、他メーカーも後発品を発売出来るようになった。今後は競合製品が続々と市場へ参入する。
その中で大きな話題を集めているのが【4527】ロート製薬。11月17日に同社初となる育毛剤「リグロEX5」の発売を発表、日本の育毛剤市場はこれから更に活気が出て来そうな勢いだ。また市場への注目度も高まる事が予想される。
そこで注目したいのがアジュバンコスメジャパンだ。
同社の子会社「アジュバンコスメティック」は2016年2月に理化学研究所と毛質のメカニズム科学的解析と新規ヘアケア剤候補物質の評価・探索を目的とした共同契約を締結している。
2018年6月に理化学研究所が医療ベンチャー「オーガンテクノロジー」と再生医療分野「毛包器官再生による脱毛症の治療」非臨床試験を開始する事を発表して、関連銘柄として注目を集めた銘柄でもある。
日本国内では現在、「発毛剤」として販売する事が出来る医薬品は「ミノキシジル」を使った製品のみ。これは血管拡張薬として開発された成分で、発毛効果があるともされている。それとは全く別のアプローチ(毛包器官再生)から研究を進めているのが、理化学研究所とアジュバンコスメジャパンという事になる。
育毛剤市場が活気づく事となれば、再度同社への物色人気が高まる可能性もありそうだし、とにかくこの臨床実験が成功する事になれば、2020年には実用化を目指す事になるそうだ。育毛剤市場は今後急拡大する可能性もあるかもしれない。
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