【9861】吉野家ホールディングス
(円高メリット関連銘柄)
フランスで開催中のG7で、日米首脳会談が開催され日米貿易協定の基本合意に達した事が発表された。
日本が米国産牛肉にかけている38.5%の関税は段階的に9%に下がる予定で、豚肉はソーセージなどに使う低価格品の関税は1キログラム当たり482円から最終的に50円になる予定だ。
また現在、米中貿易摩擦の激化から円高が進行しているが、これを漁夫の利としそうなのが吉野家ホールディングスか。
アメリカ産の輸入牛肉を安く仕入れられるようになれば同社が展開する牛丼チェーンにとっては大きな追い風になるだろうし、併せて円高も後押しとなる事が予想される。
昨日は日経平均株価が全面安の展開の中、年初来高値を更新したように株式市場での注目度も高い。また同社は株主優待の人気が高い銘柄だけに、権利確定後は多少下げる場面もあるかもしれない。そこを好機と捉えるかどうかが判断の分かれ目といったところか。個人的には引き続き注目したい銘柄だ。
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