【1909】日本ドライケミカル
(防災関連銘柄)
日本ドライケミカルは防災関連設備の大手企業となる。おもしろい所はでは消化器や消防車両などの特殊車両なども製造している所だろう。基本的には機器製造販売よりは、その後のメンテナンスが利益率が高く柱となっている。四季報では新型コロナの影響でメンテ剥落となっているが、新型コロナの影響がそう影響するものではないと考えている。その分、新規受注が多く今後このメンテが伸びてくれば利益率の改善も見込めるだろう。
M&Aも積極的で、消化器の初田製作所、沖電気の防災会社、プラント工業などを買収し防災企業から総合防災、ひいてはセキュリティまで多角化をすすめる意向だ。セキュリティの部門を強化する為に、ALSOKと資本提携も行っている。
メンテ剥落とあるが、業績は安定しており、配当は30円。一株益は224となった。PERは7.2倍、PBRは0.78倍台と割安水準にあり、今後見直し買いが期待できる側面もある。時価総額も小さい事から、人気化すれば大きく上昇する可能性もあるだろう。
一方で出来高が少なく、板も薄い。その分、短期的な売買を行う場合には流動性の観点からリスクがある。基本的に長期投資が前提になるだろう。
真面目な話としはこのあたりの分析となる。ただ、需給面で突発的な吹き上がりはあるやもしれない。流動性のリスクを考えた枚数でお小遣い稼ぎはできそうだ。そのあたりの情報は勉強会で事前に配信しているので、気になる人は覗いてみて欲しい。
最後に現在の全体相場は煮詰まりを見せている。本日のCPIとFOMC次第で相場が離れる事になる。どんな銘柄であろうとも、下放れてしまえば連れ安はする。逆に上放れれば大きく取れるチャンスでもあるが、どちらに離れるかを確認してからでも遅いという事はないと覚えておこう。
オープンチャット「仕手株まとめの勉強会「金の四方山話」」はこちら
投資顧問会社への最新クチコミ