【6335】東京機械製作所
(キャッシュリッチ関連銘柄)
東京機械製作所は新聞などの輪転機メーカーなる。1916年創業で、老舗という事もあり国内シェアは高い。ただ、そもそも紙媒体である新聞紙自体が斜陽であり同社の業績も悪化した。
その後は生産の効率化や主に海外、主に新興国での需要発掘を行い2017年に黒字化。2019年には復配を果たした。処が、昨年はコロナの影響もあり大幅赤字となっている。
株価を見てみると一貫して右肩上がりの上昇が継続。背景には5月12日にだした「業績予想の修正に関するお知らせ」の通り、黒字化への期待や、5月13日に本決算を発表し、来期見通しが黒字と黒字体質が定着した事への期待感がある。
何よりも、同社は時価総額61億円に対して現金保有43億円もある超キャッシュリッチな会社となる。PBR0.78倍という事を考えれば、会社をまるごと買収しただけでも儲かる状態の上、大半の資産が現金となるので換金性も高いと言えよう。
黒字体質に変貌したのであれば、資産の目減りを気にする必要もなく、豊富な現金を活用した積極的な事業投資でも、豊富な現金を目的とした買収劇でもなんでも良いが、結果として株価を上昇させる施策を打つことは用意だろう。下がったら積極的に狙っていきたい銘柄だと思う。
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