【6655】東洋電機
(5G関連銘柄)
総務省の2030年代を想定した電波利用戦略案が明らかになった事が一部報道で報じられており、大きな注目を集めそうだ。
現在、普及へ向けて各分野で取り組んでいる超高速通信規格「5G」の次の世代の話となるが、総務省によると現在の携帯通信の1000倍以上の速度がある通信規格のヘルツ周波数帯域幅を新たに確保する方針との事。
2030年代に実現するといわれているこの電波システムでは、「5G」の100倍の速度があり、2時間の映画を僅か3秒でダウンロード可能になるらしい。自動運転の分野などにも応用される事が想定されているそうだ。電波関連の産業規模を2040年には現在の3倍にあたる112兆円まで拡大させる考えらしい。
この内容は2018年7月5日に開く有識者懇談会で示す方針のようで、懇談会が8月にもまとめる最終報告書に盛り込む予定と報じられている。
「5G」の次世代技術といえば、2018年6月下旬にNTTが「5Gの次」を見据えた新技術の開発に成功したと報じられた。他にも2018年5月下旬に東洋電機が「空間光伝送装置」の技術を発表している。この装置は電波ではなく「光」を利用した無線伝送技術となるが、「5Gを凌ぐ」次世代技術として期待されている。今回のニュースを機に再度物色人気が高まるかもしれない。
今回総務省が懇談会で示す内容は周波数の国際標準化などの議論を主導する狙いもあるそうだ。いずれにしろ関連銘柄は幅広くチェックしておいた方が良さそうだ。
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