【7715】長野計器
(水素関連銘柄)
未確認レポートより
長野計器は圧力計の大手で、車載向け電装品などを扱う会社だ。機械式圧力計では世界首位。その他、世界最大の電子圧力センサーを持つなど、圧力計ではトップ。
ただ、直近では中国の景況悪化設備投資意欲が減退。「2020年3月期第2四半期業績予想値と実績値との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」を発表するなど業績面は芳しくない状況が続く。
これを受け、株価は下落。一方でPER10倍台、PBR0.6倍台と値頃感もあったことから11月21日に安値677円をつけたあとは出来高を伴った切り返しを見せている。
直近のチャートは下記の通り。日足ベースでは直近高値でダブルトップとなっている818円に迫っている。ここはテクニカル的には大きく抵抗ラインとなると考えられる。逆に言えば、この水準を終値ベースで抜けたあとは、株価は大きく花開くのではないだろうか。
続いて週足ベースで見てみよう。週足ベースで見た場合も1500円が将来的には抵抗ラインになることがわかる。ただ、これは将来的な話。
目先の動きを見てみると、本年一年に渡って続いた右肩下がりのBOX相場から上抜けしている。となれば、まずは年初来となる874円の奪還が目安となるだろう。
現行からみても10%弱の値幅と考えると投資妙味がでてくる。続いて半値戻しの1067円と言ったところだろうか。
また、材料が出やすい状況にあるのも市場から注目されている理由の一つではないかと考えている。
同社は現在12月6日まで開催されている「社会インラテック2019」に出展している。同社の圧力計の技術は今後社会インフラとして整備されるであろう水素ボンベの管理維持に使われるのは必至の情勢だ。このようなテックで何か面白い技術が公開されれば買いが集まるかもしれない。
投資顧問会社への最新クチコミ