【6080】M&Aキャピタルパートナーズ
(ポスト新型コロナ関連銘柄・思惑関連銘柄)
以前も言及した事のあるM&Aキャピタルパートナーズ。その名の通り、M&Aの仲介を行う会社だ。独立系で、事業継承案件に強みを持っている。特に後継者不足に悩む経営者への営業が強く、調剤薬局には特に強みを持っている。
前回は買いで紹介していたが、今回は売りである。前回決算発表で減収減益だったものの、案件事態は豊富であり後半の巻き返しは十分可能と会社側は説明している事や手持ち現金が130億円と豊富な事を評価しての買いでの紹介だった。
では、今回はなぜ売りか?それは後半の巻き返しが本当にできるのかどうかが判明するからだ。同社は決算説明資料において大型案件等が控えている事や手持ちの案件が多い事で見通しを下方せずにいる。
だが、新型コロナウイルスによる事業の停滞が想定以上に大きい中で、この商談を円滑に進められていたのだろうか?私としては、後半に控えていた案件が成約しない事も十分にありえると考える。最終的に成約するとしても、期ズレを起こしても不思議ではないだろう。
そうなると、見通しの維持及び金融緩和によって膨れた株価がしぼむ事になる。もちろん、決算内容自体は誰にもわかるものではない。決算またぎをしたくない短期投資家にはおすすめはしないが、今後の株価の推移を見てもらいたい銘柄の一つだ。
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