【3953】大村紙業(段ボール関連銘柄)
情報公開日:2018年10月31日
【3953】大村紙業
(段ボール関連銘柄)
米中貿易摩擦の影響は様々な分野に波及しているが、段ボール業界でも大きな懸念が広がっている。
段ボールの最大生産国である中国は、原料となる古紙を米国から調達していたが、貿易摩擦の影響で日本国内の古紙を「爆買い」をしているらしい。この影響で、日本国内での古紙流通量が極端に減少しており、段ボール不足から物流業界が混乱する可能性が出て来ているそうだ。
インターネット通信販売やフリマアプリの流行などに伴い、日本国内の段ボール需要は年々高まって来ている。全国段ボール工業組合連合会は2018年の需要が3年連続で過去最高を更新すると発表している。これに加え、中国への古紙輸出が増加しているのだから、段ボール不足となるのも頷ける状況だ。
これを受けて国内製紙会社は2018年10月から続々と段ボール価格の上昇を発表しているが、特に年末商戦に掛けて段ボール不足の状況は避けられそうにない。となれば、段ボール関連銘柄に大きな注目が集まりそうだ。
段ボール関連銘柄から注目したいのは、段ボールケースや段ボールパレットを主力に手掛ける大村紙業。他の競合に比べ、時価総額も小さく値動きも軽そうだ。これから年末に掛けて、段ボール関連銘柄には引き続き注目したいテーマ株となりそうだ。
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