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国策銘柄:バイオ関連銘柄

IPS細胞やSTAP細胞,癌ワクチンやHIV特効薬など、アベノミクスと言えばバイオ関連株が何倍何十倍と株価を上昇させました。今は下火となっていますが、実際に実用的になったり、順調に研究開発が進めば相場は再びあるという方も多い国策カテゴリーです。政府の予算もIPS細胞の実用化研究に1100億円を投じるようだ。 バイオ関連銘柄はアベノミクス株高の象徴!2012年~2013年の間に関連銘柄の株価は数十倍が当たり前となりました。国策銘柄の先駆け的な存在です。しかし、その後の急落を受けて個人投資家は痛手を負ったことから、バイオ株は触らないという人も多い。

【2931】ユーグレナ

(バイオ燃料関連銘柄)

6/14(木)はユーグレナに大きく上昇している。
ユーグレナはミドリムシと呼ばれる鞭毛虫(べんもうちゅう)を活用した健康食品などを主軸に展開している企業だ。

6/13(水)に自動車メーカーの【7261】マツダが「ひろしま自動車産学官連携推進会議」とユーグレナが共同で進めている、自動車用次世代バイオ燃料の普及拡大に向けた実証実験事業計画に参入する事を発表。この発表でユーグレナに注目が集まった。

ユーグレナは健康食品を主軸にしている企業ではあるが、横浜市や千代田化工建設、いすゞ自動車や全日本空輸などが協力する「国産バイオ燃料計画」と連携しており、バイオ燃料の分野にも注力している。

特にユーグレナは食品をバイオ燃料にする研究を続けており、農地利用と競合しない藻類をバイオ燃料とする取り組みを続けている。マツダが今回発表した次世代バイオ燃料の実証実験計画には、微細藻類や広島地域の家庭などから排出される使用済み天ぷら油などを原料としたバイオ燃料を作成し、自動車の燃料などに利用する実験となる。

実験自体は2020年から開始となるそうだが、健康食品を主軸にしている企業が自動車関連の分野に入り込んで来た点は面白い。今後も注目の銘柄となりそうだ。

 

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【4579】ラクオリア創薬

(バイオ関連銘柄・創薬関連銘柄)

日本人男性の25%~50%が発症すると言われる「慢性前立腺炎」をご存知だろうか。

前立腺は、膀胱の真下にある男性のみに存在する器官だが、この部分に慢性的に炎症が発症してしまう病気である。症状としては下腹部の不快感や排尿障害などがあるが、その原因はまだはっきりと分かっていないらしい。

前立腺は薬の効果が出にくい場所で、抗菌薬や抗生剤などを服用しても中々効果が出なく、多くの患者は漢方などに頼っているのが現状だ。

日本人25%~50%もの男性がこの病気に苦しめられている訳だが、創薬ベンチャーのラクオリア創薬が米国で新たに特許を取得した「選択的TRPM8遮断薬」に注目が集まっている。

「選択的TRPM8遮断薬」は、抗がん剤の使用に生じる副作用を緩和するが、他にも膀胱炎モデル動物において効果を示す事が明らかになっており、疼痛領域および「泌尿器疾患領域において未充足」の医療ニーズに応える画期的新薬として期待されている新薬だ。

前立腺炎は「泌尿器疾患領域の未充足分野」に該当する訳で、発症割合を顧みれば需要は相当高いと思う。新しく特許を取得した新薬とラクオリア創薬の今後の研究には更に注目が集まりそうだ。

 

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【4586】メドレックス

(バイオ関連銘柄・創薬関連銘柄)

6/7(木)はメドレックスに大きな注目が集まっている。
メドレックスが米国で開発している帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「MRX-5LTB」の第1相臨床試験結果を発表し、先行指標製品、つまりは競合製品の「リドダーム」と比べて、皮下組織により早くリドカインを浸透させる事に成功したと6日取引終了後に発表した。

リドカインテープ剤は皮膚に直接貼るタイプの局所麻酔薬の一種で、神経末端の「痛み」の信号を遮断する事で痛みを軽減する事が出来る。皮膚にレーザーを照射する際などに痛みを大幅に緩和出来るし、皮膚安全性が高い事も期待されている新薬となる。

メドレックスが開発した「MRX-5LTB」はイオン液体を利用した独自技術を活用しており、今回の臨床実験結果を受けて2020年に新薬承認申請を行う計画だ。

メドレックスは創薬分野のベンチャー企業であり、時価総額も比較的小さめの銘柄となるだけに、今回の発表は大きな材料となりそうだ。

 

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【4585】UMNファーマ

(バイオ関連銘柄)

5/30(水)は日経平均株価も大幅な下落局面を迎えている。
イタリアの政局混迷などが影響して、米国NYダウ平均も前週比一時500ドル超の下落と、世界的に地合いが悪い状況のようだ。

その中でも大きく上昇しているのがUMNファーマ、ワクチン製造技術に強みのある創薬ベンチャー企業だ。【4507】塩野義製薬と資本業務提携契約に定められた半年ごとの達成状況である第1回マイルストーン条件を達成した事で好感買いが集まっている。

半年ごとにあらかじめ定められた成果の達成に応じて、塩野義製薬から一定額のマイルストーンフィーを受け取る事となるが、ヒト用感染症予防ワクチンなどの創薬に関する基盤技術整備など、順調に研究が進んでいるという事だろう。

これまでの大学及び公共研究機関との受託実績から、研究段階の製造受託だけではなく、製品化も想定した案件も候補にあがっているそうだ。創薬の分野は一発当たればデカイだけに、今後のUMNファーマの研究状況など、動向には注視しておきたい。

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【2342】トランスジェニック

(バイオ関連銘柄・ゲノム編集関連銘柄)

5/17(木)はトランスジェニックに大きな注目が集まっている。
トランスジェニックは16日大引け後に「生体ストレス可視マウス」と「アトピー性皮膚炎モデルマウス」の販売開始を発表。

「生体ストレス可視マウス」は同社が既に販売開始をしている病態可視化マウスのラインナップ拡充を目的として、金沢医科大学と熊本大学と共同開発したマウスだ。目で見えない細胞ストレスについて、ストレスが生じた時にだけ光により可視化する事が可能になる。

「アトピー性皮膚炎モデルマウス」は兵庫医科大学と三重大学から独占ライセンス契約を締結し、農林水産省の認可を受けて販売を開始したそうだ。

ストレスで発光するマウスなど正直驚きだが、バイオテクノロジーは日々進化を続けている。今回のマウス販売開始により、ストレスと疾患との関係性の研究が更に進展する事が予想される。また、アトピー性皮膚炎は年々増加しており、厚生労働省の発表では国内人口の2人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患しているそうだ。

医療や医薬品の発達に大きく寄与するであろうマウスの研究と販売を主軸に置くトランスジェニックの動向には、今後も注目しておきたい。

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【4557】医学生物学研究所

(バイオテクノロジー関連銘柄・がん関連銘柄)

医学生物学研究所が買い気配のようだ。
医学生物学研究所は24日に決算を発表したが、連結経常利益は19年3月期が前期比15倍となる1億7000万円になる見通しとなった。18年3月期が前の期比82.8%減、1100万円からの利益急拡大だけにインパクトは大きかったようだ。

医学生物学研究所が主軸に置く試薬事業のセグメント利益は前期比46%増となり、その中でもがん関連検査試薬などの売上が好調だったようだ。また中国子会社の業績も好調なようで、今後も好調継続を見込めそうなのも買い材料になったか。

人類は「がん」に3000年にも渡って苦しめられて来た。日本人の2人に1人が「がん」に罹ると言われている。高齢化社会も相まって「がん患者」は今後も増えて来る事が予想されるだけに、がん関連検査試薬への需要ニーズは今後も高まりそうだ。引き続き注目したい。

 

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【2342】トランスジェニック

(バイオ関連銘柄・ゲノム編集関連銘柄)

トランスジェニックに注目だ。トランスジェニックは05/12(金)の大引け後に決算を発表している。17年3月期の連結経常利益は前期比4.9倍の8800万円に伸び、18年3月気も前期比93.2%増の1億7000万円に拡大を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったようだ。7期連続増収、4期連続増益になる模様。

バイオ関連銘柄で好決算銘柄というのは珍しいし、トランスジェニックは遺伝子改変マウスの作成受託サービスを手掛けている銘柄で2017年の注目テーマになりそうなゲノム編集関連銘柄としても注目の銘柄。

短期的には決算が好感され買われるかもしれないが、テーマ性にも注目したい銘柄である。

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