仕手株情報の嘘と真実、投資顧問の嘘と真実 仕手株情報と投資顧問情報のまとめ

思惑銘柄

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【8585】オリエントコーポレーション

(思惑銘柄)

オリエントコーポレーション、通称オリコは信販会社の大手。旧第一勧業系という事もありみずほ銀行と関係が深い。その事もあり2010年からは段階的にみずほ銀行が出資比率を引き上げて、現在は48.6%を保有する筆頭株主となっている。また、伊藤忠商事とも資本提携を行っており、伊藤忠の保有は16.5%、両者合わせて65.1%を保有している。

信販会社とは商品の代金を建て替えて月賦販売を可能とする商品を提供する会社だ。貸金業と違うのは間に商品がある事で貸金業法の規制をうけない事にある。一方で、設立経緯としてはこの方式であったが、その後の業容拡大で多くの信販会社は無担保ローンなどにも進出しており、多くの会社が貸金業の登録を受けている。同社も同様の経緯を歩んでいる。

さて、同社に関しては活発な取引がこのところ行われている。この背景には東証の市場区分の見直しがあるようだ。2021年6月末には新しい市場区分での基準をみたすか確認が行われる。当然同社は現在の東証1部に相当する最上位のプライム市場への上場を目標とする事になるだろう。

このプライム市場の上場(維持)基準には流通株式数35%以上というものがある。東証では流通株式数の計算は

「流通株式数」=「上場株式数」ー「10%以上を保有する株主の保有数」-「役員の保有数」-「自己株式数」-「役員以外の特別利害関係者の保有数」

となる。しかしながら、上述の通りみずほと伊藤忠の保有割当は65.1%であり、二社の保有数割合だけで35%の基準をクリアできていない事になる。

そこで市場では「みずほによるTOB」や「自社株の消却」が噂されているようだ。実際に不自然なほど出来高が増加しており、この基準をクリアするためのクロス取引が行われているのではないか?との話がある。

いずれにせよ市場の噂にすぎないが、テクニカル的には取り組みやすい位置にいる事もあり、今後の株価の動向に注目しておきたい。

 

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【4777】ガーラ

(思惑銘柄・NFT関連銘柄)

ガーラはネットサービスの低時価総額企業。継続前提に疑義のあるいわゆるボロ株だ。

四季報では柱のオンラインゲームが持ち直し、広告費の見直しにより黒字浮上。PCから移植したスマホゲーム「フリフレガシー」のライセンス売却など資産の切り売りでなんとか持っていると思っていいだろう。

また、3月29日には「PCオンラインゲーム「Rapplez Online」(ラペルズオンライン)東南アジアにおける「LINE POD」サービス提供開始についてのお知らせ」を発表。IRがでるというその事自体で株価が上昇するなど思惑が走る状態となっている。

さて、同社に思惑が走る理由はNFT関連としてだ。非代替トークンと呼ばれるイーサリアムベームのブロックチェーン技術がある。これを用いる事で、デジタルコンテンツの希少性を担保しあらゆるデジタルコンテンツに価値を生み出そうという試みがある。3月18日には大手ゲーム会社のスクエニが同部門への進出を発表し一斉に関連銘柄が買われた。シンワワイズ(2437)なども同じ目論見だ。

同社に目を向けると、「GALA GAMES」という会社がやはりNFTを使ったゲームを販売しており、またNFT関連の取引所との提携を発表するなど注目を集めている。これはNFT関連銘柄として検索するとすぐに記事がでてくると思う。この関連から同社株も買われている訳だが株式会社ガーラの子会社はGala LabやGala Mixであり、「GALA GAMES」は同じGALAという名前でゲーム開発を行っているだけで関係がない。

しかしながら株価は急騰している。株式市場とは面白いもので、短期の値幅取りとなった場合は材料は関係なく思惑だけで乱高下する事がある。まっとうに考えれば現在の株価はバリエーションからしておかしい。テーマ性としてのNFTも関係もない。だとすると空売りが入る。だからこそ昨日引け前にはなかなか落ちてこない株価にしびれをきらしたのか空売りの買い戻しとなる買いが入り株価を押し上げた。

また、裏を返せばNFTと関係ないにもかかわらず「ガーラ(4777)も関連銘柄として意識される」と記載した株式新聞は何なのだろうか?無理くり関連づけて株価の動きを狙っているのだろうか?真意を確認する術はないが気になる所ではある。

ここからは純粋に需給勝負になるだろう。貸借銘柄であれば長い目で空売りしていれば問題ないだろうが、そうもいかず。思惑が思惑を呼び急騰となる可能性は否定できないだけに、今後の株価には注目だ。

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【2351】ASJ

(思惑銘柄)

ASJはサーバー会社の中堅。機器設備や施設などを自社で開発している事が強み。創業は1984年でPC用ソフト開発・販売が祖業。その後、開発能力を生かしてサーバー関係に進出した。現在はネットショッピング支援や決済代行なども行っている。顧客基盤は商工会議所などで、中小企業が多い。

2019年にIFRS制に以降、これに合わせた減損損失を計上。新規ゲームの配信中止など構造改革を行った事で、4億円を超える赤字となった。これを受けて、2020年に資本増強の為、行使価額修正条項付き新株予約権を発行。相手はSMBC日興証券となる。

第三者割当による第回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行及びファシリティ契約(行使停止指定条項付)の締結関するお知らせ

詳細は上記となるが、重要な点は下記の通り。

  • 前日の加重平均株価の90%で行使可能
  • 上限行使価格はなし。下限行使価格は772円。
  • 行使は202311月6日まで
  • 総数は910,000株

さて、この発表が行われて以降株価は低迷。下限行使価格となる800円割れまで売り込まれた。その間に行使されたのはその後、行使されたのは24,000株のみでまだ886,000株ほど残りがある。

行使価額修正条項付きの新株発行は、割当先が行使すれば企業にはお金が入り、割当先も市場価格より有利に株を発行できるというものになる。市場でさばく事ができれば、発行企業と割り当て先にとっては有利なものだ。そのため、ボロ株で使われがちな資金調達方法であり負の側面にスポットが当たる事が多く悪名は高い。株価は戻りを見せてカプコンは家庭用のゲームソフト開発を行う大手だ。ストリートファイターシリーズやバイオハザードシリーズなど有名なタイ

他方で、企業側の資金調達を容易にするというプラスの側面ももちろんある。現在、ASJは構造改革が功を奏し黒字に転換した。新たな資金を調達して業績拡大を狙うために新株を発行している訳であり、この資金調達により新規データセンターの開設やサービスが軌道にのれば将来価値は増大するだろう。

そのためには、日興証券側新株予約権を行使しないければならない。下限行使価格が決まっている以上、自らの重みにより行使価格よりも株価が下がるような事があればSMBC日興証券は損をする事になる。となると、行使のために必要な事は当然株価の上昇となる。

SMBC日興証券に新株を行使してもらい資金を手に入れたい企業側と株価の上昇過程で売りさばきたいSMBC日興証券の思惑が重なれば面白い事になるかもしれない。折しも株価は底練りから上昇過程にはいっている。最近は出来高が増加し概ね5日移動平均線に沿った上昇となる。25日移動平均線と75日移動平均線のミニゴールデンクロスとなり短期的には買いの格好だ。現在は配当取りで大型株有利だが、一服した来週以降の動きに注目したい。

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【7868】廣済堂

(思惑銘柄)

政治絡みの銘柄には常に思惑がつきまとうものだ。

さて、廣済堂は印刷業を行う会社で桜井氏によって祖業された会社だ。祖業の印刷業は斜陽であり経営は低迷しているが、市場の関心が高い銘柄となっている。

これは子会社に東京博善社という滑走業を営む会社がある為だ。東京都内で6箇所の火葬場を運営しており、着実に利益を上げている会社となる。これは、火葬場の建設を新規に都内で行う為には近隣住民の反対も多く、実質不可能であり新規参入業者がない事実上の独占企業となっている為だ。親会社はもちろん、廣済堂だがその他株主は寺社仏閣がならぶ面白い株主構造。ただ、このその他株主も協議の結果廣済堂への売却を決め東京博善車は完全子会社化された。背景には政治の力があるのだろう。

そのところを説明する前に、ごく簡単にまとめておく。創業者が死去して以降、本業が経営不振となった事でメインバンクの三井住友とベインキャピタルでMBOが行われる。本業不振による株価低迷に対してプレミアがついていたものの、東京博善社の価値が正しく反映されていないとして村上ファンドが参入。MBO価格610円に対して村上ファンド側は750円を提示。これにてMBOは不成立となる。

創業者未亡人の大株主が一部を中国系資本に株式を売却する一方、村上ファンドの株を麻生グループが950円で買付を行い、麻生グループが筆頭株主についた。

ここまでの話は誰もが知るところだと思う。新たな動きがあったのは昨年末。未亡人桜井市が残る株式も羅氏に売却これで、R&Lグループが10%、系列のグローバルワーカーも株を買いすすめ15%を保有している。これで麻生グループを抜いて筆頭株主に躍り出ている。更に、羅氏の会社に貸付を行っている会社にSBIも名前を連ねている。麻生グループと蜜月であるならば問題ないが、そうでないならば主導権争いに発展しかねない。

原則火葬事業は公営となるが、それでも民間企業がここまで事業を行う事ができたのは多数の檀家を持ち「票」に影響がある寺院の影響だと考えている。いわば政治の力が働きやすかったからだろう。政治力でまさる会社が今度主導権を握ると私は個人的に考えており、麻生グループは950円で村上ファンド側から株式を買い付けた過去があるだけに、思惑が広がるだろう。

 

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【3719】ジェクシード

(思惑銘柄・スガノミクス関連銘柄)

ジェクシードはアメリカ企業であるオラクル(最近Tik Tokの米事業買収をするとの事で話題)のERP導入コンサル企業だ。その他、人材育成やRPAの支援も行っている。

詳細に関しては過去の記事を見てほしい。

【3719】ジェクシード(思惑銘柄・スガノミクス関連銘柄)

記事掲載以降も順調に株価は伸びており、ゆっくりであはあるが確実に上昇していた。

ところが、本日は7%安と大幅に下落している。私のところにある怪しげな情報だけで推測を書く。

どうやら中の人たちはクレアホールディングスに力を入れたがっているという話。クレアホールディングス自体をうまく仕上げる事ができるのかはわからないが、かりにうまくいくような事があれば今後資金が戻ってくる可能性がある。

こんな与太話で投資を行うべきではないが面白話しとする分には良いだろう。以前の記事にも記載したが、25日線で買う。割れたら撤退。再度上抜けたら買うくらいの軽い気持ちでいてほしい。

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【3271】グローバル社

(思惑関連銘柄・仕手株情報)

THEグローバル社は首都圏を中心にマンション開発と分譲を行う会社だ。商業ビル・賃貸マンションなどをリフォーム・再生し売却する不動産流動化事業が中心。その後、戸建てにも進出。マンション工事は外注だが、戸建ては自社施工としてノウハウの蓄積を狙っている。

その他、ホテル事業に進出。京都を中心にホテルを開発・販売。ただ、売却だけではなくその後の運営を行う事でストック型ビジネスへ育てる計画だ。ただ、コロナ禍でインバウンド需要が消滅し、幸先が悪い。

さて、同社は上述の通り今期の売上・利益ともに苦戦を強いられる可能性が高い。株価もこれを反映して低迷している。

ただ、勉強会「金の四方山話」の方でおなじみにの情報通さんからは筋介入の噂があると聞いている。また、時期はつかめていないものの何か材料がありそうだとの事。

真偽の程は不明な為、鵜呑みにしてはいけないが、現状の株価は水準はすぐ下に25日移動平均線の209円、75日移動平均線の207円がある為、現値から下げた場合にはすぐ撤退とする目方がつけやすい。両線がミニゴールデンクロスとなっている事から、短期的な上昇も狙えるかもしれない。

噂は噂だが、テクニカル的には良い水準にある事から今後の株価に注目しておきたい。

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【6058】ベクトル

(巣ごもり関連銘柄・思惑銘柄)

ベクトルはSNSなどのネット媒体を得意とするPR会社だ。インフルエンサーを活用した企業PRに強みを持ち、独立系のPR会社としては最大手となる。

7月15日に発表「2021年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」にて第1四半期の赤字転落を発表。その後は株価は軟調に推移したが、みんかぶで「第2四半期以降の業績は回復基調に」と特集されると戻り歩調となった。

これに呼応するようにマクアケとの提携やアンダーアーマーの販売代理店契約などの材料がでた事で株価は上昇。また、人気化必須となった新規IPOのヘッドウォータースの株を6万4000株保有している事も人気に拍車をかけた。ヘッドウォータースの株価は初値で2万8560円をつけ、同社の試算を約20億円ほどお仕上げている。

これらの要因から株価は一旦75日線までの押しが入ったものの、10月15の決算に向けて株価は高値圏で推移している。

現在株価は高値中段保ち合いを形成。75日移動平均線と200日移動平均線がゴールデンクロスする間近となっている。直近高値1137円を超えてくるような事があれば空売りの買い戻しも相まって短期的な上昇基調が強まるだろう。特に、決算においてみんかぶの指摘のようにダイレクトマーケティング商品が回収期にはいるような事があれば、会社想定の大幅な上振れとなる可能性がある。今後に注目しておいた方が良いだろう。

思惑に関しては勉強会「金の四方山話」にてお伝えする。気になる方は参加してみてくれ。

 

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