仕手株情報の嘘と真実、投資顧問の嘘と真実 仕手株情報と投資顧問情報のまとめ

話題のテーマ株

話題のテーマ株は、株価に影響するその時々の株式投資テーマに沿って、今が旬な投資セクターの記事を書いています。テーマ株は旬が過ぎた後も同セクター企業の材料等によって再度物色対象となる場合があるので、連想買いや思惑買いをして儲けを出すことも可能です。

話題のテーマ株の一覧

【6804】ホシデン

(任天堂関連銘柄)

ホシデンはマイク、スピーカー、コネクター、ジャック、スイッチなどを製造する会社だ。スマートフォンやタブレットなどに多く組み込まれる部品という事で韓国などのスマートフォン向けメーカとの取引が多い。

また、任天堂スイッチなどに採用されている事で任天堂への依存率が高い事でも有名だ。売上高の5割弱を占める状態となっている。ただし、利益率が低く今後の会社成長への課題となっている。

そのため、車載向け部品など好採算向けの部品開発に注力しているが、新型コロナの影響や半導体不足により自動車生産が停滞と報じられて株価は軟調に推移してきた。

ただし、任天堂が好決算を発表。さらには自動車生産の回復により自動車各社が好決算をだしている事から現在見直し買いが進んでいる。今月に入って10%程の急進。ただ、それでもPER7倍台、PBR0.5倍代と過熱感はない。

他方、リスク面を考えるのであれば利益率の改善が進まない場合だ。薄利多売の事業構造によりROEは来期7%代に低下する。これではファンドや機関投資家が買い増しをする理由が減ってしまう。対策としては自社株買いや配当増などがある。手元現金等は626億円と時価総額700億円に対して多すぎる。この遊行資産の活用ができればさらなる株価の上昇も見込めるだろう。

決算発表は本日を予定している。この所好決算を出している企業の株価はギャップアップ後も順調に株価を伸ばしている。安全にいくなら決算またぎのギャンブルをする必要もなく、好決算がでた場合に追随すれば良いだろう。上述の通り資本政策に変更があれば上昇してからの買いでも遅くはないと考える。

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【1820】西松建設

(大量保有報告書)

西松建設は準大手のゼネコンとなる。ダムやトンネル工事などに強く、名門。香港・シンガポールなどで実績を多く持つ他、ダム・トンネルの土木に関しては大手と遜色のない企業だ。一方で政治家への献金問題などコンプライアンス体制の問題が残る。これに関しては土木会社の伝統といっても過言ではないのであまり気にしなくても良いと思う。

さて、同社は時価総1400億円ほどに対して、450億円ほどの現金を保有するキャッシュリッチな会社だ。業績は比較的安定しており一株益は340円程。PERは7倍台でPBRも0.7倍台と割安となっている。

同社に関しては旧村上ファンド系列が買い増しを行っている事でもしられている。巷ではその他村上ファンド系列が買い増しをすすめている、大豊建設や東亜建設工業、浅沼組などとの合併が囁かれているが、真偽の程は定かではない。

もちろん、規模の利を活かすための合従連衡は企業が生き残りを模索する為には視野にいれなければならないものだがムラ意識の強い建設業界はそう一筋縄ではいかないだろう。一方で、キャッシュリッチな点を考えれば配当増額という事は考えられる。もし、今後も買い増しを続け発言力を高めるならその点は思惑が膨らむだろう。

今後の菅総理大臣発言で国土強靭化が語られるたびにテーマとなる可能性もあるので注目はしておきたい。そもそも、最近では出遅れているバリュー株に資金が循環してきているのでその点も注目だ。

他方、急ピッチな上昇となっている事や決算を控えている事も注意だ。特段決算については調べていない。決算などで下落した場合は25日移動平均線を下値目処で投資をしてみるのも面白いだろう。

 

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【2768】双日

(決算発表)

双日は日商岩井とニチメンが2003年に経営統合して発足した総合商社だ。営業収益順でいくと、業界7位。

強みはボーイングの代理店として航空機材となる他、木材・肥料など資源に強みを持つ。また、炭鉱権益も保有している。現在成長著しいベトナムへ早期から進出しており、同国での事業が堅調。

さて、同社は本日決算を発表した。

2021年3月期 第3四半期決算短信[IFRS](連結)

新型コロナによる影響で伸びたのは医療や生活基盤などのセグメントとなるが、資源や航空機・自動車の減益が大きく決算内容は芳しくない。

売上高は3Q累計で前年比12%減の1兆1596億円、税引前利益で48%減の240億円、純利益は7%増の225億円となっている。配当は想定の10円を据え置いている。

一方で来期の見通しとしては自動車などの回復を見込み、コロナ前の水準を回復する事を想定しているようだ。

さて同社のPERは10倍台、PBRは0.5倍台と五大商社に比べてでおくれている。ウォーレン・バフェットが投資対象とした五大商社は資金が流入したものの、同社には投資対象から外れた為だ。

テクニカル的にみると、250円が上値として意識されて底練りを続けてきた。本日は決算前に257円をつけるなど、この水準を上抜けてきている。今回の決算発表でアク抜けとなれば、月足・週足・日足と抵抗線を抜けてくる事になり、割安株としての見直しが進む可能性がある。この場合は月足から考えると300円を回復となってもおかしくはないだろう。

実際、決算を受けても買いが先行している。終値までは確認してみるべきだが、テクニカルとしては買いサインと個人的に考えている。

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【3689】イグニス

(婚活関連銘柄・医療関連銘柄)

イグニスはスマホアプリの企画開発を祖業とする会社だ。だーぱんシリーズで市場開拓しその後スマホゲームの「ぼくとドラゴン」がヒットした事で大きく収益が伸び上場するに至る。

その後収益の柱ば見いだせず株価は低迷しているが、婚活マッチングアプリの「with」が成長。収益の柱へと育っておりエンターテック(エンターテイメントとテックの融合)事業への投資を加速している。

エンターテック事業に関しては自社のIPによるチャネルが増えるなど順調ではあるものの、新型コロナの影響で各種イベントが頓挫し収益を圧迫。だが、コロナの落ち着きとともにイベントを増やす予定だ。また、子会社のパルスが開発している仮想空間SNSで「ヒプノシスマイク」がVR BATTLEを実施するとしており話題を集めている。他社のIPの活用で集客が伸び、エンターテック事業の投資が回収できれば今後業績の急回復が見込めるだろう。

というよりも、エンターテック事業をやめれば同社の収益利は一気に改善し大幅な黒字に転じる。エンターテック事業が17億円の赤字を出している為に、営業赤字は2億3千万となっている。だからこそ、人気IPの参入は株価へ影響する結果となった。

ヒプノシスマイクのバトル実施のIRを受けて1月25日には株価は大きく上昇し1937円まで上昇。その後は期待先行の動きから一転し株価は下落。利食い売り優先の動きとなっている。ただ、200日移動平均線を目処に株価は下げ止まりを見せ、本日反騰。2020年11月からの底練りからの上昇であり、1月25日高値を更新する事になれば上昇波動が明確化するだろう。

 

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【4011】ヘッドウォータース

(個人的オススメ銘柄)

ヘッドウォータースはAIの組み込みや開発、保守運用を行う会社だ。特徴としては、AIの導入提案からシステムの開発、データとの連携、追加学習といった一連のプロセスをワンストップで提供する事にある。

最近ではIPOの銘柄のセカンダリーが人気だが、同銘柄もかなり人気化した過去がある。2020年IPO銘柄は同社に限らず軒並み底練りをしているが、同社はここに来て反発を見せてきている。

テクニカル的には節目として意識されそうな20,000円で一度跳ね返されたが、その後概ね25日移動平均線を目処に反発。今度は節目を抜いてきた。先日一旦1/3戻りの21,603円で一旦休み。昨日と今日は売り物がでてきたが本日のこの株価を上抜けてきた。終値でこのままこの水準を抜けるようなら半値戻しの24,400円までの戻りがあってもおかしくないだろう。

 

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【5009】富士興産

(材料・IR TOB関連銘柄)

富士興産はエネオス系の会社となる。灯油や軽油などの中間商品が主体で、トラック業者や工業などの業者向けが多い。今は太陽光発電事業も手掛けておりある意味再生可能エネルギー関連の銘柄でもある。今回はその観点ではなく別な観点で見ていきたい。

その前に背景を解説する。バイデン大統領や菅総理の発言などで分かる通り化石燃料から脱却し再生可能エネルギーを活用する流れとなっている。もちろん、経済面だけみれば再生可能エネルギーより化石燃料の方が割安で経済性ははるかに高い。しかし、世界的な流れに逆らう訳にはいかず再生可能エネルギー活用のための補助金などが出される事になるだろう。

これにより再生可能エネルギーの株価が上昇している訳だが、一方で割を食う旧来のエネルギー株。つまり化石燃料を扱う会社はどうなるのか?この流れのままだと、座して死を待つ他ない。そのため、生き残りを模索していく事になる訳だ。エネオスが石油小売に関しては撤退して老人ホームを作る計画があるとの話も聞こえてきた。もちろん、これはすぐすぐの話ではないだろうが、企業として生き残りの道を探っているからこそこのような話もでてくるのだろう。

さて、現実的に考えて一番の生き乗りの策は資本効率を高める事になる。規模の利を追求し利益率を高めるのが一番の方策となる。だからこそ、昨日記載した東亜石(5008)に出光がTOBをかけているのだろう。

この場合、常に規模の大きいほうが小さい方を吸収していく事になる。富士興産(5009)は時価総額が100億円程度の小規模な会社である。東証のルール変更で東証1部相当となる東証プレミア(流通時価総額100億円以上が想定されている)から漏れる事になれば投資家の魅力は下がる。さらには手元資金が30億超と時価総額に対してリスクをとった営業を行っているとは言えない事など、TOBをかけられる要素が豊富だ。

現在株価は1000円台と高値まで買われているのはこのような背景・思惑があるのではなかろうか。今後の株価の動きに注目である。

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【5008】東亜石油

(材料・IR TOB関連銘柄)

東亜石油は出光興産のグループ会社で石油精製を行う会社だ。出光が50%超を保有しており、親子上場の問題がある会社だ。

特に事業構造自体が主力の石油精製の全量を出光に出荷しており、上場しているだけで資本効率が悪い状態となっている。

そんな所から、出光興産がTOBをする事になり、この表明に関しては同社も賛同している。

TOB価格は2450円となり同価格にサヤ寄せする格好で株価は上昇した。

ところが、現在の株価は2450を超える水準となっている。背景にはコーンウォールが買い増しをしている事あがる。

多くは語らないが、TOB合戦の可能性も否めないだろう。

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