仕手株情報の嘘と真実、投資顧問の嘘と真実 仕手株情報と投資顧問情報のまとめ

話題のテーマ株

話題のテーマ株は、株価に影響するその時々の株式投資テーマに沿って、今が旬な投資セクターの記事を書いています。テーマ株は旬が過ぎた後も同セクター企業の材料等によって再度物色対象となる場合があるので、連想買いや思惑買いをして儲けを出すことも可能です。

話題のテーマ株の一覧

【9101】日本郵船

(海運業)

海運大手3社の一角で海運では国内首位の会社。「高出力燃料電池搭載船の実用化に向けた実証事業を開始」「世界初、水素を輸送する国際実証試験を本格開始」とあるように、一応は水素関連や再生可能関連の銘柄である事は以前触れた通り。ただ、今回は業績の上方修正について注目したい。

同社は昨日12月24日に「当年度通期業績予想及び特別損失の計上に関するお知らせ」を発表。新型コロナの影響で航空運送事業が好調な上、定期船も好調な事から業績を上方修正するとしている。ドライバルク(ばら積み船)については特損を計上するとしているが、損失を上回る利益となると想定しているようだ。

正確な上方修正の数字は来年の2月3日に公表予定としており、それまでは思惑が膨らむ展開となる。チャートもきれいな右肩上がりである事から25日線にそった動きに期待が持てるだろう。

また、バルチック海運指数がこの所上昇に転じている。足を引っ張っているばら積み船の特損が減るような事があれば更に好感される可能性がある。業績を引っ張っているのは定期船や航空便となるが、不定期船の売上比率は50%近い事からバラ積み船などの不定期船の市況の上昇とともに採算性が向上すれば業績のさらなる上振れに期待が持てるだろう。

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【4026】神島化学工業

(マグネシウム電池関連)

同社はこうのしまと読む。不燃内装や外装の開発力に定評がある会社だ。もともとは硫酸製造だが、同事業からは撤退。窯業系建材の珪酸カルシウム板の生産に成功した事からビルや住宅用の内外装を手掛ける会社へと変貌を遂げた。また、海水からマグネシウムを取り出す技術を他社に先駆けて確立した事から酸化マグネシウムや高純度マグネシウム、水酸化マグネシウムなど各種マグネシウム化成品の売上が伸びている。現在は売上比率は3割程度だが、5割まで伸ばしたい考えのようだ。

新型コロナ禍の中でも業績は好調で、12月10日には「通期業績予想及び剰余金の配当(中間配当)並びに期末配当予想に関するお知らせ」を発表。これまで非開示としてきた売上予想を公表。売上高こそ減少予想だったものの、経常利益は12億円(前年8.7億円)、純利益は8.5億円(前年6億円)と増額。さらには配当も5円増配としている。海外の酸化マグネシウムやセラミックスの販売が好調だった上に、高収益率製品の拡販、生産性向上等の収益改善、固定費削減により増益予想となったようだ。

現在市場では再生可能エネルギーがテーマとなっていた。その中で再生可能エネルギー広く活用するために欠かせない電池関連にも裾野が広がっている。商用で使われる主な電池はリチウムイオン電池となるが次世代の電池として全固体電池やマグネシウム電池などが研究されており研究が勧むたびに関連銘柄へ資金が集まっている。

そんな中、同社はそんな中マグネシウム化成品の販売を行っている会社として注目を集めている。もともと、こう言っては申し訳ないが地味な会社であり市場から放置されていた会社でもある事から株価が9月から2倍となった今でもPER14倍と過熱感のない状態である。

今後再生可能や電池が市場のテーマとなる限り同社にも注目が集まる可能性がある上に、こちらの記事によると北米トヨタ研究所とヒューストン大学との研究でマグネシウム電池の室温での作動に対して改善が見られたとの事。今後、トヨタの電気自動車関連でニュースになるような事があれば一段高が目指せるかもしれない。

【2987】タスキ

(仕手株情報・デジタルトランスフォーメーション関連)

タスキは東京23区を中心に投資用マンションを販売する会社で2020年10月に上場した。IoT対応家電を標準化したりと付加価値をつけ単価を上昇させるところに特徴がある。

また、何よりも販売手法が独特。営業先が富裕層向けとなり相続税対策として売り込む事を得意としている。売上の大半はこの富裕層・相続対策として販売するLiveMana(リブマナ)事業となる。

同社のその他の特徴としてデジタルトランスフォーメーションに力を入れている事にある。VRを活用した内見・営業や低稼働になりがちな1階部分をトランクルームにして稼働率を上げるなどの工夫を行っている。

その他の事業としては日払い等で給与を前払いする場合の仲介を行うDayPay(デイペイ)事業と呼ばれるクラウド型サービスも行っている。

上場前から年々増収増益を続けており、配当性向35%を目処に配当も出しており、新規上場・マザーズの銘柄ながら安定性のある財務内容というのは好感が持てるだろう。

チャート的にも上場後の高値から半値まで押しており、ここから反騰の可能性がある。マザーズという事や四季報によると主力のマンション販売が前期より単価増の上引き渡しも増えるとなれば、期待が持てるだろ。

【5199】不二ラテックス

(仕手株情報)

同社に関しての記事はまずは以前の記事を見てほしい。

【5199】不二ラテックス(仕手株情報)

さて、このときから大きく上昇。その後はやはりエムティジェネックのような下落となった。

今後の動きだが、何やら再度やるかもしれない。ただ、前回のような高値まで戻るのは難しい。提灯を使った花火のような感じになるので、安いところで拾った人は1回転くらいにしておいたほうが良いだろう。

私から言えるのはここまで。あまり言うとまた噛みつかれたらかなわん。

 

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【2178】トライステージ

(テレビ関連銘柄)

同社はテレビ通販企業に媒体斡旋などを行う企業。巣ごもり需要でテレビ通販が好調で追い風となっている。

そして、ちょうどテレビ絡みで、本日3銘柄の最後の一つとなる。金の四方山話で掲載すべきだが、たまにはこっちで記載してみた。

テレビで発信された際に買いつく短期筋の需給の乱れ狙いになるので、まずは一回転が良いだろう。その後本格的な上昇の契機となる場合もあるが、それは相場のテーマ次第となるため、安全にいくなら利食い優先となる。

とても簡単な文章でよくわからないという方は、勉強会「金の四方山話」を参考にされたし。

 

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【6378】木村化工機

(水素関連銘柄)

同社は1924年創業と歴史あるプラントエンジニア。化学プラントの設計・製作・据え付けなどを一貫して行う会社だ。化学だけではなく、原子力などの事業も手掛けており総合プラントメーカーとして名門である。

先日記事にした同業の三菱化工機と同業であり、プラント事業を考えた場合にはこちらの名前を思いつく人も多いだろう。本日急騰している新日本理化の記事内でプラントの本命として上げていた。

【4406】新日本理化(水素関連銘柄)

仕手株まとめとしては、やはり新日本理化を先に掲載したかったので、記事にするのが後回しになった。だが、本日一時10%超の上昇とようやく出遅れてきた所だ。

同社が本命ながら株価の反応が遅れた理由は、原子力発電所の稼働停止や廃炉がある。原子力事業については稼働停止のニュースなどがあり、業績に見通しが不透明なのだ。とはいえ、水素プラントを設営するなどする場合には同社にも商機がある。

水素関連が引き続きテーマとなる場合には高値更新した事もありもう一伸びはあるかもしれない。

ただ、今回は特に伝えたいのは銘柄という事ではなく、市場のテーマが剥落した場合のリスクだ。テーマに乗るのは非常に大事な事だが剥落した場合には期待感も遠ざかり株価は下落する。どこで買って、どこで売るのか?その想定が崩れた場合にはどこで損切りを行うのか?全てを事前に決めた上で投資行動を行う事をオススメする。

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【6361】荏原製作所

(再生可能エネルギー関連銘柄・水素関連銘柄)

ポンプメーカーとして祖業し、現在は風水力事業や精密・電子事業を手掛ける会社だ。風水力事業の売上高比率が60%を超え、祖業のポンプやコンプレッサー・タービンなどの機械に強みを持つ。最近では力を入れている精密分野が利益を牽引している。特に風水力などの設備投資が新型コロナの影響を受けて横ばいからやや減少するなか、巣ごもり需要の発生でデータセンター向けなどが伸びている。

売上高は上述の通り伸び悩みを見せているが、販管費の抑制や利益率の改善、また精密分野が伸びた事で11月27日発表の第3四半期決算では売上高は3,693億78百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は222億55百万円(前年同期比9.8%増)、経常利益は205億15百万円(前年同期比2.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は123億57百万円(前年同期比4.2%増)となっている。売上高も若干伸びてはいるが、受注高が3,660億81百万円(前年同期比3.6%減)と若干減少している点が将来反映されてくるのでその点は注意だ。

とはいえ、現在株価水準でPER17倍、PBR1.1倍と特に過熱感はない。風水力事業が主力という事で再生可能エネルギーの一角として株価が上昇、それに伴い空売りも呼び込んでいる。信用倍率は0.4倍、逆日歩が0.05円ついており売り方は苦しい展開。昨年来から今年にかけて3500円が意識されており、本年高値も3570円となっている。この2月高値をとった後にコロナショックとなっており、高値奪還できれば売り方の踏み上げが加速する可能性がある。丁度現在水準が節目といえるだろう。

また、水素関連や再生可能エネルギーとしてどこかで取り上げる事があれば需給面が大きく偏り一段高があるかもしれない。今後の株価の動向に注目だ。

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