仕手株情報の嘘と真実、投資顧問の嘘と真実 仕手株情報と投資顧問情報のまとめ

【4483】JMDC

(防災関連銘柄)

JMDCは健康保険の医療データを匿名加工した上で収集分析を行う会社だ。基本的には組合管掌健康保険のデータを活用している。国保などとは違い、組合管掌健康保険は簡単に言えば大企業などが単独または同一業種で設立する保険組合の事だ。収集データから製薬会社は疫学的な調査を行う他、生命保険会社や損害保険会社は疾病有病率、疾病罹患率などの調査を行っている。その他、医療機関向けに遠隔医療の支援や調剤薬局向けに業務システムなどを展開している。

新型コロナの影響で病院・調剤薬局向けに関しては苦戦していたが今期はそこも回復予定。さらには、上記のビッグデータの生保などの利用が増え、今期も最高益を更新する予定となっている。株価の動きを見ると、上場以来右肩上がりの推移が続いており、この分野への期待感が高い事がわかる。最近ではさすが時価総額が膨れ上がりすぎている事からやや軟調な展開が続いている。過去最高益と言えどもPER92倍という水準が影響しているだろう。

さて、同社に関しては親会社のノーリツ鋼機(7744)を取り上げた際に、あくまでもテクニカルで選んだのだが、同社の上場という材料がでた事がある。今回もあくまでもテクニカルと私の勘となるものの、指定替えを睨んでいる。直近では4345円で終値ベースの同値ボトムを形成してえおりネックラインを超えればダブルボトムの完成となる。更には、上場して1年で時価総額は2700億円まで膨れている。タイミング的にも多くの会社が上場一年のタイミングで指定を替えている事から、同社もそろそろあるのではと睨んでいる。

 

 

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【3695】GMO-R

(好決算)

GMOリサーチはGMOグループのリサーチ会社となる。その名前の通りだ。インターネットを活用した市場調査、集計、分析を行っている。

基本的には調査会社やコンサルティング会社が主要顧客となっており、ネット上で調査を完結できるのが強みだ。データの回収、スクリーニング、集計といった一連の流れすべてが完結できるので、利便性が高い。

また、データを収集するための消費者(パネラー、アンケート回答者)はアジア最大規模。日本のみならず、中国・インド・ミャンマーなどアジアを中心に15ヶ国以上で3600万人超の基盤を抱えている。

5月6日には1Qの決算を発表

1Qでの過去最高益を達成となる、前年同期比売上高6.6%増の9億7600万円、経常利益114%増の1億2400万円、純利益240%増の1億500万円を達成している。配当も約5円増配予定となり、通期見通しによれば1株益は116.52円、現在株価でPERは17倍台となる。ただ、通期見通しは今回の1Qの好決算を受けても変更はしていない。過去の決算を見るに中間決算で軟調になるものの、それでも通期見通しは上方修正される可能性が高いと見ている。

株価は決算を受けて上昇したものの、上記の理由により今後も利益率の改善が進むのかで判断が別れており、現在は伸び悩んでいる。1900円あたりまで下落するような事があれば、25日移動平均線との乖離が埋められる事になり、その後の反発に期待が持てるだろう。下がらば買いの銘柄として注目しておいて損はないだろう。

 

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【9744】メイテック

(高配当関連銘柄・半導体関連銘柄・5G関連銘柄)

メイテックは技術者派遣の最大手の会社だ。

発祥は名古屋技術センターとして設立され、その後東京にも進出。

基本的には自社で雇用する正社員を派遣する形態を獲っており、労働者側の雇用が安定している。これにより高い技術力を持つ人材を多数抱える事に特徴がある。

創業者は関口房朗氏。名古屋らしい派手好きな人であり、競走馬の馬主としても有名だ。

さて、同社はリーマンショック時にも技術者をリストラせず乗り切るなど非常に社員を大事にする企業として知られている。また、株主への還元も重視しており、配当性向は60%、自己株式の取得を20%と、合計で80%の株主還元を行う企業だ。

当然、業績が好調であれば配当も増える事になる。今期は5Gや自動運転などの需要が旺盛なものの、コロナ禍の影響で新卒の稼働率が低下。また、企業の残業抑制などもあり業績は低迷。ただし、来期は稼働率が上向くと想定している。

配当も下がる事になるが、配当性向を70%まで引き上げ167円とする事で現在株価で利回り2.8%としている。来期は210円配当と想定されており、利回りは3.5%となる可能性があり高配当銘柄と言えるだろう。

株価の動きを見ると、昨年11月に底入れ後に概ね25日移動平均線にそった動きをしている事がわかる。本日は直近高値として2回意識されていた5880円を抜き、高値を更新。今後の株価上昇に期待が高まる格好となっている。

人材派遣自体もこのところTOPIXを上回る値動きを見せており、アフターコロナの世界を考えた場合に人材派遣・育成・求人といったところが今後のテーマとなる可能性があり、注目していきたい。

 

【6445】蛇の目

(高配当関連銘柄)

蛇の目は説明するまでもないだろうが、ミシンの会社だ。家庭用のミシンで国内シェア一位。ミシンと言ったら蛇の目と言っても良いだろう。家庭用の24時間風呂である湯名人は知ってる人も多いだろう。現在はミシン以外の柱をつくる為に、卓上ロボットなども扱っている。

ただ、そんな蛇の目も同社は業績不振から一時無配に転落。JUKIやペガサス、ブラザーなどの同業との争いに苦戦した。若い人はミシンといったら蛇の目よりもJUKIという人もいるだろう。株価も100円以下のボロ株となった。その後は株式併合を経て見た目はよくなったものの苦戦していたが、この所業績が回復。更には、巣篭もり需要も追い風となっている。

今回同銘柄に注目するのは、配当利回りの部分となる。業績が回復した事で今期は期末一括配当で25円を出す予定だ。配当利回りは約3%となり、過去の業績を見ると感慨深いものがある。

さて、業績の回復とともに株価の推移も順調。75日移動平均線に沿った動きとなっている。それでもまだPERは4倍台と割安であり、今後も投資妙味があるだろう。25日移動平均との乖離もなく投資基準を設けやすいのも良いだろう。

何より、同社は光進事件の舞台となった企業であり、最近のボロ株の流れから当時を知る人から標的となったら面白いだろう。蛇足はおいとくとして、高配当とキレイなチャートには期待している。

 

 

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【1961】三機工業

(高配当銘柄)

三機工業は設備工事の大手で三井系列の会社。主力はビルや産業施設の空調設備や衛生設備工事となる。電気設備からスマートソリューションなど、ビル全般の建築設備に至る。

他にも機械システムや下水処理などの環境プラントのシステムも手掛けている。プラント設備も手掛けており、今話題の水素やアンモニアなどのプラントを手掛ける事を考えれば水素関連やアンモニア関連など、様々なテーマを含んでいる銘柄と言える。

ただ、同銘柄の一番の魅力は配当利回りだろう。今期の配当は70円予想となっている。配当利回りは5.2%とかなりの高配当となっている。過去には記念配当を含むものだが、5円配当など、配当には意識の高い会社と言えるだろう。

現在、株価は右肩上がりの上昇を続けており時価総額は800億円となっている。そんな中、同社は現金保有が450億円とかなりのキャッシュリッチな会社。PER13倍台、PBR0.9倍台となっているのも魅力だ。テクニカル的にも75日移動平均線と200日移動平均線がゴールデンクロスしており、今後の上昇にも期待がもてる。

本日は値を飛ばした後、上髭となっている。ごく短期でみれば一回押す可能性があるが、押した所は拾いたい銘柄だろう。

全般の地合いがやや軟調でアメリカ株に調整が入ると大きめの押し目が来る可能性がある。この際の押し目では同銘柄に注目して頂きたい。

 

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【1820】西松建設

(大量保有報告書)

西松建設は準大手のゼネコンとなる。ダムやトンネル工事などに強く、名門。香港・シンガポールなどで実績を多く持つ他、ダム・トンネルの土木に関しては大手と遜色のない企業だ。一方で政治家への献金問題などコンプライアンス体制の問題が残る。これに関しては土木会社の伝統といっても過言ではないのであまり気にしなくても良いと思う。

さて、同社は時価総1400億円ほどに対して、450億円ほどの現金を保有するキャッシュリッチな会社だ。業績は比較的安定しており一株益は340円程。PERは7倍台でPBRも0.7倍台と割安となっている。

同社に関しては旧村上ファンド系列が買い増しを行っている事でもしられている。巷ではその他村上ファンド系列が買い増しをすすめている、大豊建設や東亜建設工業、浅沼組などとの合併が囁かれているが、真偽の程は定かではない。

もちろん、規模の利を活かすための合従連衡は企業が生き残りを模索する為には視野にいれなければならないものだがムラ意識の強い建設業界はそう一筋縄ではいかないだろう。一方で、キャッシュリッチな点を考えれば配当増額という事は考えられる。もし、今後も買い増しを続け発言力を高めるならその点は思惑が膨らむだろう。

今後の菅総理大臣発言で国土強靭化が語られるたびにテーマとなる可能性もあるので注目はしておきたい。そもそも、最近では出遅れているバリュー株に資金が循環してきているのでその点も注目だ。

他方、急ピッチな上昇となっている事や決算を控えている事も注意だ。特段決算については調べていない。決算などで下落した場合は25日移動平均線を下値目処で投資をしてみるのも面白いだろう。

 

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【2768】双日

(決算発表)

双日は日商岩井とニチメンが2003年に経営統合して発足した総合商社だ。営業収益順でいくと、業界7位。

強みはボーイングの代理店として航空機材となる他、木材・肥料など資源に強みを持つ。また、炭鉱権益も保有している。現在成長著しいベトナムへ早期から進出しており、同国での事業が堅調。

さて、同社は本日決算を発表した。

2021年3月期 第3四半期決算短信[IFRS](連結)

新型コロナによる影響で伸びたのは医療や生活基盤などのセグメントとなるが、資源や航空機・自動車の減益が大きく決算内容は芳しくない。

売上高は3Q累計で前年比12%減の1兆1596億円、税引前利益で48%減の240億円、純利益は7%増の225億円となっている。配当は想定の10円を据え置いている。

一方で来期の見通しとしては自動車などの回復を見込み、コロナ前の水準を回復する事を想定しているようだ。

さて同社のPERは10倍台、PBRは0.5倍台と五大商社に比べてでおくれている。ウォーレン・バフェットが投資対象とした五大商社は資金が流入したものの、同社には投資対象から外れた為だ。

テクニカル的にみると、250円が上値として意識されて底練りを続けてきた。本日は決算前に257円をつけるなど、この水準を上抜けてきている。今回の決算発表でアク抜けとなれば、月足・週足・日足と抵抗線を抜けてくる事になり、割安株としての見直しが進む可能性がある。この場合は月足から考えると300円を回復となってもおかしくはないだろう。

実際、決算を受けても買いが先行している。終値までは確認してみるべきだが、テクニカルとしては買いサインと個人的に考えている。

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