【4385】メルカリ
(明日の注目銘柄・巣ごもり関連銘柄・ネット通販関連銘柄)
マザーズ市場の軟調な動きが際立つ状況が続いているが、今マザーズ指数は苦境に立たされている。7月から右肩上がりの下げが続き1200ポイント近辺から8月4日には1071ポイントまで下落。
一部IPO銘柄などが上昇している事などで盛り上がりはあるが、マザーズ上場銘柄の動きは総悲観ともいえる。マザーズの信用評価率を見ると、-25%となっている。
信用買い方の評価損益率が-20%を下回ると「追証」が発生する水準となるわけだが、すでにオーバーしている状況からも個人投資家の追証限界ラインまで到達していると見ていいだろう。
限界を達した時に、投げ売りがでるところを「セーリングクライマックス」というが、マザーズはセリクラが起こる寸前の状況だ。
つまりは底入れは近いとも言えるが、セリクラが起こるという事は急落するだけに、信用買い残の多い銘柄などは特に注意を払っておくべき。
そんなマザーズの中で寄与度の高い【4385】メルカリが逆行高の上昇が続いている!
メルカリは東証マザーズ上場、PER197倍、PBR27.14倍、時価総額1兆円に迫るマザーズ市場で最も寄与度の高い銘柄だ。
このメルカリだが、子会社メルペイが3日、フリマアプリ「メルカリ」のスマートフォン決済サービス「メルペイ」で、メルカリで申し込みと利用が完結する少額融資サービス「メルペイスマートマネー」の提供を開始したと発表しており、これが好感された買いが入ってきている。
この「メルペイスマートマネー」は、20万円を上限金額として「メルカリ」における利用実績などを元に金利・利用限度額が決まり、「メルカリ」アプリで申し込みと利用が完結する少額融資サービス。
支払いについても、「メルカリ」のポイントや売上金で返すことができ、メルカリアプリ上で月々の返済日・返済額などの返済プランをいつでも変更できるなど、利用状況に合わせて柔軟に支払い方法を選択できるのが特徴としている。
つまりは自社内で少額とは言えノンバンクの会社を運営するというシステムだが、このシステムでメルカリユーザーの購買意欲はさらに高まるだろう。
チャートも7月からマザーズ市場全体が売られている中、7月28日に75日移動平均線にタッチから急反発。下落した分を一気に戻して7月5日に付けた高値6300円を10円抜いて8月4日には6310円。鬼より怖い一文新値という格言もあるが、ここで反落せずに上昇となれば、投資家の資金が集まってくる見込みは高い。
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