仕手株情報の嘘と真実、投資顧問の嘘と真実 仕手株情報と投資顧問情報のまとめ

話題のテーマ株

話題のテーマ株は、株価に影響するその時々の株式投資テーマに沿って、今が旬な投資セクターの記事を書いています。テーマ株は旬が過ぎた後も同セクター企業の材料等によって再度物色対象となる場合があるので、連想買いや思惑買いをして儲けを出すことも可能です。

話題のテーマ株の一覧

【6058】ベクトル

(巣ごもり関連銘柄・思惑銘柄)

ベクトルはSNSなどのネット媒体を得意とするPR会社だ。インフルエンサーを活用した企業PRに強みを持ち、独立系のPR会社としては最大手となる。

7月15日に発表「2021年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」にて第1四半期の赤字転落を発表。その後は株価は軟調に推移したが、みんかぶで「第2四半期以降の業績は回復基調に」と特集されると戻り歩調となった。

これに呼応するようにマクアケとの提携やアンダーアーマーの販売代理店契約などの材料がでた事で株価は上昇。また、人気化必須となった新規IPOのヘッドウォータースの株を6万4000株保有している事も人気に拍車をかけた。ヘッドウォータースの株価は初値で2万8560円をつけ、同社の試算を約20億円ほどお仕上げている。

これらの要因から株価は一旦75日線までの押しが入ったものの、10月15の決算に向けて株価は高値圏で推移している。

現在株価は高値中段保ち合いを形成。75日移動平均線と200日移動平均線がゴールデンクロスする間近となっている。直近高値1137円を超えてくるような事があれば空売りの買い戻しも相まって短期的な上昇基調が強まるだろう。特に、決算においてみんかぶの指摘のようにダイレクトマーケティング商品が回収期にはいるような事があれば、会社想定の大幅な上振れとなる可能性がある。今後に注目しておいた方が良いだろう。

思惑に関しては勉強会「金の四方山話」にてお伝えする。気になる方は参加してみてくれ。

 

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【4251】恵和

(市場指定変更)

恵和は光学シートと機能製品の製造を手がける会社だ。昨年東証2部に上場した。東証2部という事で割安での上場となったが、その後見直し買いが入り株価は2697円まで上昇となった。

当時からIPOは活況だった中でPERも14倍程度と短期資金物色の流れがあった事も影響しているだろう。

同社に関しては上場資金は和歌山テクノセンターの設備投資の為としていたが、調達資金は15億弱とさほどおおきくない。業績も安定しており、低金利時代の現在なら上場せずとも資金の調達はできたのでは?と考えなくもないが、諸事情があったのだろう。

個人的には資金調達も上場の一つの目的であると考えるが、それ以上に上場による社会的地位の向上・信頼性の確保・知名度の向上が大きな理由なのではないかと考えている。

さて、私の推論でいくのであれば上場企業として所謂「箔をつける」ならば、東証1部に上場するのが一番良いと考える。某証券会社が予測する東証1部昇格銘柄にも名前を連ねている。

11月には上場一年を経過する。慣例として、上場1年経過は1部昇格の条件でもある。東証が定める1部昇格条件は満たしている為、発表があってもおかしくはないだろう。もし、東証1部に指定替えするとなるとTOPIX連動投信に代表するようなインデックスファンドへの組入需要が発生する事となる。時価総額130億円弱の同社であれば組入需要のインパクトは大きいだろう。

テクニカル的には25日移動平均線と75日移動平均線のミニゴールデンクロスを形成しており、短期的な上昇過程となっている。200日移動平均線が上値抵抗となっていたが本日大きく上抜けた事で抵抗線突破と見て良いだろう。東証1部昇格というものがなくても面白いチャート形状である。逆に同線割れを撤退とする事で取り組みの目安もつけやすい。今後に注目しておきたい銘柄といえるだろう。

 

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【9264】ポエック

(思惑銘柄)

ポエックは水処理機械の販売から祖業し、環境・エネルギー・防災・安全危機の製造販売を行っている会社だ。

ファイナンスの状況を見ると資本増強とM&Aの資金として「第3回新株予約権」を発行していた。これにより、希薄化で同社の株価は大きく下落した。一方で、ここにきて株価は持ち直しの動きを見せている。

新株を発行した事による資本増強や設備効果が功を奏し、業績が持ち直しを見せている為だ。売り圧力となる新株予約件もすべて行使された事が本日発表された。これにより上値は軽くなるものと思われる。

コロナ禍においても、新型コロナウイルスに対する自社商品オゾン発生装置「ヴォルガ」の効果が実証されれば大きく売上を伸ばすとの期待もあり、7月には東北大学との共同での検証も始まっている。

テクニカル的にも概ね25日移動平均線に沿った動きをしており、安値も75日移動平均線にサポートされている。3900円どころが頭を抑えている三角持ち合いを形成しつつある為、この水準をぬければ面白い動きとなる可能性がある。

短期的な需給としても有名評論家のセミナーやコラムで取り上げられる可能性もあり、提灯買いの期待もできる事から注目しておいて欲しい銘柄だ。

 

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【7519】五洋インテックス

(思惑銘柄)

五洋インテックスはカーテンの会社だが、紆余曲折あって株価が低迷しているどころか上場廃止の危機に陥っている会社だ。本業のカーテン事業でほそぼそとやっていた処に、会社乗っ取りの如く大株主からの反乱を受けた。

当時の経営陣は社長交代について反対したが、これは破れ現在は新社長のもと経営立て直しを図る事になっているが、業績は不振。監査からも意見不表明がでるなど経営は混迷を極めている。

本日大きく上昇しているが、これはとある噂によるものだ。噂に関してはファイナンス情報なのだが、私の主催する勉強会「金の四方山話」にて掲載しているのでkになる方は確認して欲しい。

さて、このような思惑で動くものに関してはあまり信用しない方が良い。市場の注目を集めたからこそマネーゲーム的な動きができた事は確かだか、株取引の基本は業績の良いものを買う事である。マネーゲームゆえの値幅取りは短期で収益があがる分、はしごを外されたら終わりになる。「金の四方山話」で掲載しているものが、良い影響を与えるのかどうかは神のみぞしる次第だ。

 

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【6501】日立

(デジタル庁関連銘柄)

日立製作所は総合電機・重電で首位の元コングロマリット企業だ。この木なんの木の会社であり、知らない人はいないだろう。元コングロマリットとしたのは現在は事業の選択と集中を進めているためだ。

コングロマリット企業であるが故に利益率の低かった同社はリーマン・ショック時に経営危機に陥った。この際、脱総合電機をかかげ不採算部門の整理とグループ会社の完全子会社化、公募増資などで経営の効率化を進めたのが川村氏と中西氏だ。これによる同社のグループ再編の思惑については、過去にも記事にした事がある通りだ。

両氏は川村・中西体制を築き日立の立て直しに尽力した訳だが、社長退任後は川村氏は日立経営再建の手腕を高く評価され、政府からの信任が厚い事から東電の会長に。中西氏は経団連の会長となっている。両名とも高齢とはなっているものの、財界活動の影響力は強い。その両氏の後任を受けたのが日立現社長の東原氏だ。日立は現在IoTに力を入れており、その旗艦事業がLumadaであり、この事業を推進している人物である。

Lumadaとの親和性の低い事業及び営業利益率の低い事業は御三家といえども切り離すなど、事業の選択を徹底している。これまで事業の選択・効率化で収益率を高めてきたが、同事業に対しては「デジタル人材」獲得に向けて投資を行うとしている。

さて、そんなさなかデジタル庁創設に関して日経新聞が「デジタル庁に命令権、経団連が提言 予算一括計上も」と記事にした。デジタル化においてはデジタル庁に強い権限をもたせ各省庁のデジタル化の予算はデジタル庁が担うよう提言したのである。これによりデジタル庁を抑える事で一気に国策事業を担う事ができる事になる。その経団連の会長は上述の通り日立会長の中西氏であり、日立はデジタル事業を次の成長事業として育成している。

本日TOPIXがマイナスとなる中、日立はプラス推移。200日移動平均線割れの水準から買われ、終値で同線を超えてきた。現在、デジタル庁関連の本命としてNTTデータが躍り出ているが、日立が大外からまくってくるかもしれない。今後の株価には大いに注目したい。

 

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【3719】ジェクシード

(思惑銘柄・スガノミクス関連銘柄)

ジェクシードはアメリカ企業であるオラクル(最近Tik Tokの米事業買収をするとの事で話題)のERP導入コンサル企業だ。その他、人材育成やRPAの支援も行っている。ところが、投資事業に失敗した事で赤字体質へと変貌。2015年から新社長のもとで投資事業からERPコンサルへと事業を再シフトし2018年に黒字復活。昨期も黒字で、黒字体質が定着しそうな矢先に新型コロナの影響で赤字転落となっている。

ERPとはエンタープライズ・リソース・プランニングの略で、会計、調達、プロジェクト管理、危機管理とコンプライアンス、サプライ・チェーンの業務のような、日々のビジネス活動を管理するために組織が使用するソフトウェアのタイプを指す。
広義にはその概念を指すが、基本的には上記を一括管理するためのデジタル的なソフトと考えて貰えれば早い。ソフトウェアはオラクルのものを使うとし、その運用や保守などの支援をメインに行っている。

株価の動きを見てみると、「ロボティクスや人工知能(AI)、複合現実(MR)といった情報通信技術(ICT)によって医療分野に先進的なソリューションを提供しているシャンティ(東京都目黒区)と業務提携」と発表すると、これが材料視されて7月頭には高値209円まで急騰した。ところがその後、 「令和2年12月期第2四半期累計期間業績予想の修正及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」を発表。前期黒字予想を一転、赤字転落とすると通期予想も未定と変更した。これにより株価は失速し低迷。

ところが、9月に入り株価は上昇基調となっている。特段材料は観測されていないが10日線に入ったキレイな上昇となっている。一部情報元からは、筋が入っているとの声も聞こえるが、さて。

いずれにせよ約1ヶ月上昇を続けているため、そろそろ25日移動平均線までの押し目があってもおかしくないだろう。情報いかんはともかく、テクニカル的には押し目を拾ってみるのも面白い。

 

 

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【3934】ベネフィットジャパン

(通信料金引き下げ関連銘柄・スガノミクス関連銘柄)

ベネフィットジャパンはドコモやソフトバンクなどの主要携帯会社の回線を借りて通信サービスを行うMVNOの会社だ。その他、ソフトバンクの加入取次なども行っている。

主要な販売方法が商業施設などに店舗を構える対面式という特徴がある。これが新型コロナの影響を受け、今期は苦戦している。おもしろ処では、シャープのモバイル型ロボット「ロボホン」の提供も行っている。

祖業は情報通信機器関連の販売会社で、ソフトバンクの一次代理店を取得、その後MVNOに乗り出してから急成長した。

対面販売は商業施設が新型コロナ対策で休館した事などもあり苦戦したのは事実だが、他方でテレワーク需要が増大した事により同社のモバイルWi-Fiの需要が増大。テレワーク導入企業やオンライン授業を導入する学校関係からのモバイルWi-Fiのレンタル申込が大幅に増加し、売上高、営業利益ともに過去最高となっている。

また、商業施設なども順次再開している事もあり、8月11日に「2021年3月期 第1四半期決算短信」と「業績予想の修正に関するお知らせ」を発表している。

株価はこれを受けて急騰。高値2072円をつけた。その後は利益確定売りに押されているものの、高値圏を維持。PER13倍台と過熱感はない。菅新総裁の目玉施策として通信料金の引き下げが叫ばれており、今後の成長が期待できる銘柄だけに今後の株価の動きも期待が持てるだろう。

テクニカル的には25日移動平均線で反発を見せており、今後右肩上がりとなっている同線に沿った動きを見せる可能性がある。前述した高値2072円を抜ける事ができれば一段高へはずみがつくだろう。逆に、想定通りいかない場合も25日移動平均線を割り込んだ場合に撤退としておけば取り組み易い。そういった意味でも投資妙味のある銘柄だ。

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