【6327】北川精機
( 5G関連銘柄)
北川精機はプリント基板プレス装置、新素材プレス装置、ソーラーパネル成形用ラミネータ装置、FA・搬送機械の製造および販売を行う会社だ。
プリント基板とは、スマートフォン、タブレット端末などの電子機器に内蔵されるもので電子製品には欠かせないものだ。このプリント基板を製造するのに用いられるのが真空プレス装置である。
余談だが、同社の真空プレス装置については炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)シート材の成形が可能な真空プレスが注目され、一時期株価が大幅に上昇した過去がある。
閑話休題。今回は5G関連として注目したい。次世代通信規格である「5G」の国内商用化が3月にスタート。5Gの経済効果は2035年までに最大で12兆3000億ドルに上り、2020~2035年に世界のGDPを3兆ドル押し上げ、2035年には5G関連のバリューチェーンで2200万人の雇用が創出されるとしている。もちろん、政府も5Gの利用を後押ししており、総務省は今月16日、2023年度末までに従来計画の3倍にあたる21万局に基地局を増やす計画を公表した他、現行4Gの周波数を5Gに転用できるようにする制度改正が今夏に決まる事になる。
5Gはこれまで市場のテーマとして大きく注目されてきたが、その恩恵がどこまで波及するのかを考えた時、同社株は出遅れ銘柄として意識される可能性がある。強まる電子機器需要に対してその製造装置まで需要が波及するのか、今後に注目だ。
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