仕手株情報の嘘と真実、投資顧問の嘘と真実 仕手株情報と投資顧問情報のまとめ

【7689】コパ・コーポレーション

(新型コロナ関連銘柄・巣ごもり関連銘柄)

コパ・コーポレーションは日用品などの卸売を行う会社で、6月末にマザーズに上場した会社だ。販売士が実演販売を行い、そこで得た知見を商品にフィードバックしている事に特徴がある。わかりやすい処で言えば、ジャパネットたかたをイメージすると良いだろう。

事業内容は商品の企画開発・店頭での卸売販売・イベントやテレビへの実演販売・デモカウ事業となる。デモカウ事業は実演販売の専門店として営業しており、公式ECサイトの運営も行っている。このデモカウ事業の公式ECサイトは、国内唯一の実演販売動画を視聴して購入できるサイトという事で話題を集めている。

昨今ではYOUTUBEなどが浸透した事で動画視聴には抵抗がなく、実演販売の特徴を捉えた販売戦略が取れる事は強みだろう。また、新型コロナによる巣ごもり需要で売上も好調なようだ。

業績面を見てみると、7月22日に第2四半期業績予想及び通期業績予想の修正に関するお知らせを発表。売上高32%増の36億円、営業利益77%増の5.5億円、純利益は84%増の3.7億円と上方修正を発表した。通期に関しても、売上高14%増の64億円、営業利益27%増の8.9億円、純利益は30%増の5.9億円と修正した。通期のEPSは220.5円となり、本日の終値5850円で考えるとPER27倍となる。売上・利益ともに順調に伸びているマザーズ企業としては割安といえるだろう。

株価の動きをテクニカル面で見ると、上場後は換金売りにおされた。その後は新型コロナの影響による売上減が懸念され軟調な展開となっていた。そこに上記上方修正が発表されストップ高2連となり、本日ようやく寄り付いている。寄り付き後は高値6380円まであったものの、その後は押されている。ただし、上場直後の高値を更新した事で、セカンダリー狙いで抱えてしまったような人の売り圧力はなくなっている事が考えられる。

そのため、今後の株高に期待が持てる銘柄と言えるだろう。ただし、直近急騰しているだけに売り物が出てくる可能性はある。つっこんだ処を買うか、日柄調整して相場が落ち着きを見せてからのエントリーも良いだろう。

 

【2342】トランスジェニック

(新型コロナ関連銘柄・思惑関連銘柄)

トランスジェニックはバイオベンチャーの一角だが、一般的にイメージする創薬ベンチャーではない。山村研一・熊本大シニア教授(元社長)が開発した可変型遺伝子トラップ法により遺伝子改変マウスを作製する会社だ。創薬に必要なマウスの提供という事で、ゴールドラッシュの際に金を掘るのではなく金を掘る道具を売る側と言えるだろう。

また、赤字が状態化しているバイオベンチャーとは違い、収益を安定化させる事にも注力している。事業の多角化を行っており、投資事業としてガラス製品加工販売やアウトレット、ビジネススクールなども運営している。

新型コロナの巣ごもりの影響でアウトレット・通販は好調なようで、PCR検査の受託も始めるなど新型コロナによる新たな需要も捉えている。これは事業の多角化が良い方向に進んでいるとみる事もできるだろう。ただ、本業の治験支援はコロナの影響で苦戦しており、見通しは未定となっている。

さて、四季報の来期予想をもとにするとPERは72倍となり割高な水準と見えるが、22年度予想を適用するとPERは36倍となる為、極端に高いといえる水準ではない。ただし、上述の通り新型コロナの影響で本業の見通しが未定であり、22年度予想を適用して割安・割高を考えるには不確定要素が大きすぎるだろう。となると、必然的に短期投資を前提に考える事になる。

注目したいのは6月18日に決算と同時に発表した「臨時報告書」だ。これによると、減資を行うとなっている。実施予定日は8月28日となる。これにより繰越赤字を解消し、配当を行う下地ができあがる事になる。もちろん、会社側が配当を行うというアナウンスを行っている訳ではないが、配当への期待が高まる事になるだろう。新型コロナの影響があある程度見渡せるように、業績見通しを出すとともに配当のお知らせでもでればサプライズとなる。

テクニカル的に見れば「炎症可視化マウス作製とその応用」が、米国特許庁から特許査定を受けた事による株価急騰から日柄も経過し、飛びついた向きが投げた頃だろう。その中で本日急伸し、25日移動平均線を上抜けてきた。495円を抜けてくれば面白い動きを見せてくるかもしれない。某投資顧問が推奨した事も考えると、何か話が出回ってる可能性もあるが、基本的には配当期待と私は見るが、今後の株価の動きに期待が高まる。

 

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【6080】M&Aキャピタルパートナーズ

(ポスト新型コロナ関連銘柄・思惑関連銘柄)

以前も言及した事のあるM&Aキャピタルパートナーズ。その名の通り、M&Aの仲介を行う会社だ。独立系で、事業継承案件に強みを持っている。特に後継者不足に悩む経営者への営業が強く、調剤薬局には特に強みを持っている。

前回は買いで紹介していたが、今回は売りである。前回決算発表で減収減益だったものの、案件事態は豊富であり後半の巻き返しは十分可能と会社側は説明している事や手持ち現金が130億円と豊富な事を評価しての買いでの紹介だった。

では、今回はなぜ売りか?それは後半の巻き返しが本当にできるのかどうかが判明するからだ。同社は決算説明資料において大型案件等が控えている事や手持ちの案件が多い事で見通しを下方せずにいる。

だが、新型コロナウイルスによる事業の停滞が想定以上に大きい中で、この商談を円滑に進められていたのだろうか?私としては、後半に控えていた案件が成約しない事も十分にありえると考える。最終的に成約するとしても、期ズレを起こしても不思議ではないだろう。

そうなると、見通しの維持及び金融緩和によって膨れた株価がしぼむ事になる。もちろん、決算内容自体は誰にもわかるものではない。決算またぎをしたくない短期投資家にはおすすめはしないが、今後の株価の推移を見てもらいたい銘柄の一つだ。

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【6298】ワイエイシイホールディングス

(新型コロナ関連銘柄)

ワイエイシイホールディングスは自動化機器の中堅メーカーだ。取り扱うのは、クリーニング機器、半導体製造装置、メモリディク関連機器、液晶関連装置など多岐にわたる。現在の主力は液晶関連装置となるが、事業の多角化に意欲を出している。

またアジア圏へも進出しており、上記事業の多角化をすすめるにあたって、上海に現地法人を設立したり、中国に合弁会社を作ったりしている。

時価総額は69億円に対し、現金等は64億円と手持ち資金が豊富な会社でもある。この資金を使って買収などを行っている。

株価に影響を与えそうな材料としては、「空気清浄機」がある。同社が販売している空気清浄機「BLUEEZE(ブルーゼ)」は光触媒を使い脱臭・除菌を行うものとなる。強力な活性酸素を作りだし、ウイルスや最近を酸化分解する効果が見込まれており、新型コロナ関連として注目を集めている。

このきっかけとなったのが、日経新聞や日刊工業新聞。同新聞によると「BLUEEZE(ブルーゼ)」の集荷台数10万台を目指しているとの事。会社側は現在需要動向を見極めながら販売体制の構築をすすめるとしているが、これが真ならば売上は260億円となる。2020年3月期の同社の売上は219億円である事から、売上が倍増する水準だ。

先に記載した通り時価総額が69億円と小さい会社だけに、流石に10万台の販売といかないまでも十分にインパクトがある数字である事は疑いようがない。

チャートを見てみると「BLUEEZE(ブルーゼ)」の期待からストップ高となった。一過性のものであれば、その後株安に沈むのだが、25日移動平均線との乖離を埋めた後に切り返しを見せ高値を更新している。この事からまだ上昇波動は継続しているとみられる。本日は10日移動平均線割れの水準から長い下ヒゲをつけて回復しており、今後のひと伸びに期待したい銘柄だ。

 

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【3096】オーシャンシステム

(巣ごもり関連銘柄)

新潟地盤の食品スーパー「チャレンジャー」が主力の会社。フランチャイズで「業務スーパー」も手掛けている。巣ごもり消費の恩恵を受け、株価が高騰している神戸物産の業務スーパーだ。

主力の食品スーパーが巣ごもり需要の恩恵を受けて急伸。フランチャイズの「業務スーパー」の出店費用がかさんでいるものの、売上高では過去最高を記録できそうだ。

さらに、ケアハウスなどへおろしている弁当などが一時ストップしたものの、ウィズコロナとして回復。法人向け以外にも、個人需要も増加しているらしく、業績は好調に推移しそう。

株探や株エヴァが紹介した事で本日は値を飛ばしたが、その後下落。寄り付きから飛びついた向きをふるい落とした格好だ。明日以降、5日移動平均線をキープできるようであれば面白い動きになるかもしれない。

また、株探では会社想定は保守的であり、上振れの可能性が強いとしている。5日移動平均線を割り込んで短期的な吹き上がりが期待できなくなった場合でも次の決算にむけて押し目を拾う意識は持っておいても良いだろう。

 

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【8186】大塚家具

(思惑関連銘柄)

家具小売の大手。もともと高級家具の販売の強みを持っていたが、みなさんご存知の親子喧嘩から大塚久美子社長が就任以降は低価格帯の販売に力を入れている。

ただし、低価格帯の家具はニトリHD(9843)やイケアが強く、大苦戦となっている。もともとは手持ち現金が豊富な会社だったが、一気に流出。赤字がとまらず、増資を繰り返している。

貸し会議室のTKPや中国や日本の投資ファンドから出資を募ったのち、ヤマダ電機(9831)の傘下となっている。大塚家具(8186)の店舗で家電を販売し、家具と家電の総合的な販売を行う事でシナジー効果を得る予定だったが、それも不調に終わっている。

ここまでの業績低迷については久美子社長の経営方針と経営手腕が問題視されており、度々退陣が話題になっている。

さて、このところの大塚家具(8186)の上昇については、久美子氏の退陣があるのでは?という思惑が先行しているという話を聞いた。本日の上昇もその影響が考えられる。

ただ、このような思惑先行の買いの場合は何か材料がでるにしても退陣という事でなければ期待していたホルダーの投げが月曜に出る可能性にも留意しておかなければならない。

とは言え、チャート的には右肩上がりとなっている。25日移動平均線を割れて撤退となっても痛くない金額だけでチャレンジする分には面白いかもしれないだろう。

 

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【9888】UEX

(思惑関連銘柄)

UEXはステンレスやチタンを扱う専門商社となる。1872年創業の老舗だ。現在は住友商事が10%を握る筆頭株主になっている。取り扱いに関しては大同特殊鋼と日本製鐵が主となっている。

低温高圧環境下で使用可能なステンレス及びその加工品を販売している事から、水素ステーション関連として一時人気を博した銘柄だ。

現在商社株は新型コロナによる商品市況の落ち込みにより利益が減少するとの懸念から出遅れている。丸紅でPER8倍台、三菱商事・伊藤忠商事で9倍台、住友商事が12倍台、三井物産が15倍台だ。同社は小型株という事もありPER6倍台と更に出遅れている。

ただし、全体の環境をみると各国中央銀行が新型コロナ対策として市中にお金をばらまいている。M2は過去最大まで膨れている。これにより、通常安全資産とする国債とリスク資産とされる株は逆相関になるのだが、国債も買われ、株も買われ、更には金価格も上昇する異常事態となっている。

簡単に言えばバブルだ。今後、商品市況にも影響がでてくる事になるだろう。特に一時クラッシュした原油は戻りを見せており、それによりエネルギー関連に強い三井物産が5大商社の中では買われているのだろう。続いては、景気刺激策として社会インフラ整備が打ち出されている事で鉄鋼等の需要が期待され、それにより金属に強い住友商事が買われていると思われる。

原油エネルギーに関しては、アメリカのシェールオイルの採算ラインとなる40ドル付近で落ち着きそうな為、金属市況の戻りに期待するのは妙味があるだろう。であれば、住友を買えという話になってしまうが(笑)

ただ、UEXのチャートを見ると、6月末に出来高増加。やれやれの売りに押され下落したが、その後は下値を拾われる展開となっている。ここに来て出来高を伴って上昇尾に転じており、6月末の高値をザラバで超えてきた。これが鍋底であり、売りがれという事であれば終値で6月末の高値を超えると上昇基調が高まるものと思われる為、期待したいところだ。株エヴァンジェリストも本日の銘柄として注目しており、何かあるのか今後の推移を見守りたい。

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