【6331】三菱化工機
(水素関連銘柄)
現在の株式市場は菅総理の発言でテーマを探すのが流行りとなっている。本日は婚活サイトが上昇したが、やはり本テーマはEVや水素という事になるだろう。昨日は新日本理化を取り上げたが、本日はこの中でも割安本命となりえる三菱化工機となる。
同社は石油や化学プラントのエンジニアリング会社となる。製造・据え付け、修理まで一貫して手掛ける事に強みがある。石油化学が中心だが、機械全般を扱っており食品や電子部品の実績もある。今回のテーマである水素にも強く、燃料電池車用の水素ステーションも製品化している。
新型コロナウイルスの影響で景気先気懸念や顧客となる企業の設備投資が慎重になるとの見方から株価は割安で放置されていた。ところが、「2021年3月期第2四半期連結業績予想と実績値との差異及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を発表。売上に関しては伸び悩みを見せるものの、出張などの販管費の抑制により利益は増加している。
さらには11月30日に「水素吸蔵合金を用いた水素高圧化の実証に成功 ―コスト面に優れた吸蔵合金水素圧縮機の商用化に期待―」というIRを発表。再生可能エネルギーや脱炭素が市場のテーマとなっていた事から株式市場が反応していた所に、このニュース及び菅総理の水素発言で一気に株価は上昇している。
現在株価は2899円と高原に位置しているように見えるが、それでもPER12.22倍、PBR0.98倍と特に過熱感はない。水素関連が今後も市場のテーマとなる場合には一段高の可能性は十分にあるだろう。
他にも水素関連としては【7727】オーバルや【6497】ハマイ、【6391】加地テック、【5974】中国工など多数ある。監視を続けた上で下落場面では押し目買いを入れたいところだ。
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